信用スコアでデポジット不要のレンタカー実現。アメリカ、NZ タイなどの空港で。アントフィナンシャルが芝麻信用スコアを海外展開!

11/27日から信用スコアの高い中国人旅行者は世界の5つの空港でデポジットなしでレンタカーを借りられるようになった。芝麻信用スコア700以上でクレジットカード提示すら不要で後払い。中国の信用スコア制度が海外でも活用され始めた!?

 

ロサンゼルス、NZのクライストチャーチ、バンコクなど 5つの国際空港で芝麻信用スコア700以上でデポジット無しのレンタカー実現。

中国では、一般的にだいぶ普及している芝麻信用であるが、ついに海外での活用事例のニュースが飛び込んできてしまった。

アリペイばかりの海外展開が注目されているが、いつのまにか芝麻信用も海外展開を果たしていた。アントフィナンシャルの海外展開は着々と進んでいるようだ。

中国人観光客向けという限定ではあるが、ロサンゼルスの空港(LAX)、ニュージーランドのクライストチャーチ空港、タイのバンコクのスワンナプーム及びチェンマイとプーケットの合計5つの国際空港で、芝麻信用スコア700以上保有することを条件として、レンタカーを借りる際のデポジット、クレジットカードの提示が不要になるという。レンタカーを使用したあとで、アリペイで決済するだけで良いというから大変便利である。

現在アントフィナンシャルは、ロサンゼルスを本拠地とするYesawayという企業と提携を行い、芝麻信用を活用したレンタカーデポジット無しのモデルケースに挑戦しているが、データ検証が終わった段階で提携先の企業を増やしたり、レンタカー以外の分野にも進出を検討しているという。

yesaway free deposit car renting

今後は、中国人が信用スコアを用いて有利に海外旅行をするのが当たり前になっていくのかもしれない。

芝麻信用に関する詳しい説明は、参考記事をご覧いただけると幸いである。

参考記事:【キャッシュレス社会】芝麻信用(読み方はジーマ信用)とは?杭州では信用を使ってお金を節約できる!

 

アントフィナンシャルの使命は、デポジットをこの世から消滅させること。

アントフィナンシャルで芝麻信用部門の統括責任者である胡滔(フータオ)は、以下のようなコメントを残している。

「この半年間で、シェア自転車を初め多くのシェアエコノミーの企業体が破綻を余儀なくされた。ユーザーは支払った保証金を返還されず泣き寝入りするしかないのが実情である。スタートアップ企業としては、ユーザーからデポジットを先払いで獲得することは、ビジネス展開をする上で重要なキャッシュフローを確保する点で大切である。

しかし、ユーザーはデポジットを強制的に支払わせられることによって、リスクを引き受けざるを得ない構造となっている。もし、アントフィナンシャルが信用スコアを活用することによって、デポジットを支払わなくても良い制度を作り出すことができれば、それが最大のユーザー保護となるだろう。アントフィナンシャルの芝麻信用に課せられたミッションは、この世からデポジット制度を消滅させることである。」

参考記事:中国シェア自転車を巡る企業競争はリタイア続出で終了へ。生き残ったのは予想通り「Ofo」と「Mobike」の2社だけ

中国シェアエコノミー異変あり、突然死が続くスタートアップ、シェアエコノミーの真の成功とは!? 

 

シェアエコノミー企業は、芝麻信用スコアと連動してデポジット無しへ

破綻したシェアエコノミー企業のデポジット喪失問題が注目される一方で、既に多くのシェアエコノミー企業は積極的に芝麻信用スコアの導入を進めている。

例えばシェア充電器の企業である「街電」(ジェデン)である。この企業は、芝麻信用スコアと連動してデポジットを取らないビジネスモデルを構築し、信用システム導入後はユーザーの安心感を獲得し売上が6倍に伸びているという。また、信用スコアを導入したことでシェア充電器の持ち逃げが減り返却率が大幅に改善したという。

現在、多くの企業体が芝麻信用を活用したデポジット無しのビジネスモデルに既に参加しておりホテル宿泊や住宅の賃貸などにも広範囲に及んでいる。近い将来はデポジット無しがメインストリームとなる勢いである。

アントフィナンシャルの芝麻信用の統括責任者である胡滔(フータオ)は、アントフィナンシャルが本拠地を置く杭州をまずはフリーデポジットシティとするという構想を抱いているようだ。

 

アントフィナンシャルは、10億元(日本円で170億円)を投資して、デポジット無しの仕組み作りに挑戦!

さらに、アントフィナンシャルは今後より多くの企業体が芝麻信用スコアを利用し、デポジット無しのメリットを体感するために10億元(170億円)の予算を投入し促進活動を行う予定だという。

具体的には、最初はアントフィナンシャル側で全ての導入コストを負担し芝麻信用スコアと店舗側が連動するシステムを構築する。次にリスクをヘッジする保険商品を提示し、損害が生じた場合に損失を保証する仕組みを説明する。

最初のうちはアントフィナンシャル側が保険金を負担するような形で信用スコアを活用したデポジット無しの仕組みをリスク無しで体感してもらい、店舗側に芝麻信用の仕組みを理解してもらうのが狙いだという。

 

芝麻信用の海外展開

信用スコアをベースとした様々なフィンテックサービスが生まれる時代がすぐそこまできている。アントフィナンシャルは、既に芝麻信用スコアを中国国内で一般化しつつあるのであるがそれを世界展開することができるのであろうか?

zhima credit score

アントフィナンシャルは、既に決済ツールであるアリペイ分野で世界展開を加速している。次なる目標として、芝麻信用スコアを活用した信用スコアの海外展開をも狙っているのかもしれない。

現在のユニコーンの中でも圧倒的な存在感を示すアントフィナンシャルなら実現してしまうのかもしれない。

GlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今度もアントフィナンシャルが目指す、新しいフィンテックの新しい取り組みに注目していきたい。

(写真、情報はアントフィナンシャルより)