中国でまた新しい無人コンビニが誕生した、「Well GO」RFID技術の最先端技術を感じる店舗だ|深セン

88日深センに新しい無人コンビニ「Well GO」が正式オープンした。IT企業が集まるオシャレな地区南山区で24時間営業の人間不在の完全無人コンビニである。最先端のRFID技術の実用性を体感できる店舗だ。

  •  Well GO」へ早速行って、早速体験購入してみた。体験レポート

 深センのIOT国際展示会に出展していたRFID製造企業から、RFIDの最先端を体感できるから是非行けと強烈にプッシュされたのがこの「Well GO」だ。今回のIOT国際展示会でRFIDの将来の可能性を実感してしまった身としては、是非とも見学したいお店だ。

 というわけで、早速店舗にやってきた。場所は、IT企業が集まる南山区の一角にある。少し歩けばアリババの深セン支社。もう少し先には海浜公園があり香港を見渡せる。ロケーション抜群で、高層マンションが立ち並ぶ住宅街でもある。

 

  • Well GO」は天虹商場有限公司という深センの企業が運営

 Well GO」は天虹商場有限公司という深センの企業が運営している。少し天虹商場について説明すると、メインビジネスはショッピングモール内にある高級スーパーマーケットの運営である。バーコードを活用した無人レジを一部取り入れており、有人キャッシャーが大半であるが、1レーンだけ無人キャッシャーをショッピングモール内の従来店舗でも取り入れいている。無人化に対する関心は従来から高い企業であると言える。

 今回はRFIDを活用した新しい取り組みだ。店舗はわずか12平米のコンテナ型であり、第一印象としては上海で運営されている「BINGO BOX」と似ているタイプの店舗だ。店舗は通常は施錠された状態で、個人認証し人物を特定してから入店し、会計を正常に済ませれば退店できるという運営スタイルも「BINGO BOX」を擬えたものであった。お店に行くと、若い中国人たちが我々同様にカメラを構えて写真を撮っており、現地の人間でもまだまだ物珍しいようだ。

使用する方法としては、まずはアプリをダウンロードして会員登録する必要がある。アプリをスマホにダウンロードすれば、あとはQRコードを入り口でスキャンすれば、ガチャっと音がしてドアが解錠される。 

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店舗に入ると、小さい店舗にもかかわらず、300ほどの商品アイテムに溢れ、コーヒーの自動販売機まで用意されている。おにぎりやサンドウィッチ、簡単な弁当に至るまで商品が溢れる。その代わり店舗で人が行き交うのは、ほぼ不可能なほど通路は狭い。商品には、それぞれRFIDタグが固定されている。2元(33円程度)のお水にまでRFIDを添付されているわけであるから、RFIDがどれほど廉価に製造され、そして商品に添付可能となった時代に突入したのかお判り頂けると思う。

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お会計は、専用の会計台が一台だけ用意されていて、会計台の正面にあるカゴのような場所に商品をまとめてガサッと全部同時にまとめて投入すれば良い。バーコードとは異なり一つ一つスキャンせずとも、複数の商品を同時にどの方位からでもスキャンしてしまう。RFIDの最大の特徴だ。今回購入したのは、お水、ヨーグルト、ツナのおにぎりの3点だけだが、商品をまとめて投入した瞬間に正面のスクリーンに購入した商品のリストとその価格、右下に合計金額が表示される。投入から金額表示までのスピードはかなり早く、ほぼ一瞬に終わる。RFIDの大いなる可能性を感じざるを得ない。バーコードから切り替わるのは時間の問題かもしれない。

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  • アリペイかWechatpayがなければ、「Well GO」で商品決済できない。

 お会計は、中国ではもはやおきまりとなったアリペイかWechatpayでのスマホ決済。「Well GO」では現金は残念ながら使用できない。アリペイやWechatpayがなければ、「Well GO」でお水すら購入できない。 キャッシュレス社会の到来をまた実感する事例だ。

 退店する際は、お会計を済ませた商品を入り口で自動にスキャンするセンサーがあり、センサーが会計済みを認識すれば、勝手にドアが開いて解錠して退店できるという仕組みである。もし、何も買わなければ、探知する商品もないので、センサーが何も購入していないことを認識しドアが自動的に解錠される。

 

  •  無人コンビニの防犯対策

入店する際も、QRコードで自動に解錠するためその隙をみて、誰かが同時に横から入店することは簡単だ。現に我々が入場した際も、横から中国人の若い女性が入ろうとしたため我々が制止し、スマホでID認証必要だと説明した。

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退店する時は、より深刻で誰かが解錠したタイミングで、横から商品を持って外部に出て行くことは容易そうである。人々の善意に依存する仕組みであり、セキュリティー面は万全とは言えない。が、それを差し引いても、技術の明るい未来の可能性を感じ取れるお店であることには違いない。 

天虹商場は、万引きされるリスクは今後改善していけば良いとして、このような店舗形態で近未来都市、深センをますます先端テクノロジーの街として進化させていくという。

 

参考記事:

  1. RFIDタグが廉価に製造できる時代へ突入。無人化、キャッシュレス社を促進するか? 深セン|中国

  2. 【無人コンビニ時代の到来】第2回 世界中で技術競争 BINGOBOX/中国編

  3. 【キャッシュレス社会の衝撃】 第2回 わかる!アリペイの 仕組み! アリペイ(支付宝)/中国