コラボブランド「KAWS(カウズ)」に中国人が殺到し商品争奪戦を展開!ユニクロは、中国人の性質を知り尽くしている!

ユニクロは中国市場を知り尽くし、大成功を収めている日本企業の代表的な存在である。6/3、ユニクロは、ニューヨークでグラフィック・デザイナーとして活動するKAWS(カウズ)とのコラボブランドを限定品としてリリースしたが、これが中国人の心を捉え、店舗に人々を殺到させ、話題作りに成功し大成功の企画となった!

 

客同士が殴り合い!マネキンの試着品まで脱がす!まるで強盗事件だ!

6/3、ユニクロは、ニューヨークでグラフィック・デザイナーとして活動するKAWS(カウズ)とのグローバルコラボ商品を世界に先駆け中国市場で先行投入発売した。

ユニクロの天猫のオフィシャル店舗では、わずか3分で用意した10万着を販売し早々にして売り切れ。中国ユニクロのリアル店舗に殺到した客たちは、オープンと同時に、お目当のKAWS(カウズ)に殺到し、客同士が商品を奪い合い、時には暴力を振るい、マネキンが来ている展示用のシャツまで脱がせて購入し、あっという間に売り切れた。

当然、こうした中国人同士の争奪戦の様子は一部始終が撮影され、SNSメディアを通じて拡散され、中国国内およびグローバルで話題となっているのはご存知の通りであろう。

付言しておくと、このKAWS(カウズ)企画はグローバル企画であるため、数日後には日本をはじめとするユニクロ店舗でも同様の事件に発展するかもしれない。こうした状況を、遠い中国の話と思ってこの記事を読んでいる方は、実は近くのユニクロ店舗で数日後に実際にこれから起こる光景かもしれないのである。

ユニクロは中国市場を知り尽くし、ほれぼれする中国での経営戦略を実践!

この事例、中国人のお行儀が悪いよねというネタとして終わらせるのは実にもったいない。どうしてKAWS(カウズ)とのコラボブランドの商品がこれだけの話題を集めるのか考えてみようではないか。当サイト(GloTechTrends)として、その要因を簡単に分析して見たい。

1、もともとKAWS(カウズ)は、世界的に有名デザイナーで、他のブランドともコラボ企画を行なっているが、そのほとんどが高級ブランドであること。今回のユニクロとの企画は、Tシャツ99元(1600円程度)、子供用Tシャツ79元(日本円で1300円程度)と世界で最も安くKAWS(カウズ)デザインのシャツとして話題となった。

2、限定品として発売前からメディアによって情報拡散された。

3、中国人は限定品に弱く、値上がりすると見込みがつけば転売目的のバイヤーが殺到する

4、事前に2倍から4倍での転売が可能と観測記事!

5、儲かりそうだと見込みがつけば、プロバイヤーが参入!状況はさらに激化!

6、過激な購入現場がエンタメとしてSNSで拡散!

7、ユニクロとしては、話題作りに大成功!

8、世界市場へ中国人バイヤーとともに拡散するかも?

多くのファッションブランドが、値段を下げることで割安をアピールしがちであるが、中国人はむしろ値段が上がりそうな商品に飛びつくという投機的な性質を持っている。この性質を見事に取り込み、話題作りとして大成功を収めたのが今回のユニクロの戦略なのである。

ユニクロは、中国人の本質を本当に理解している日本企業!

中国市場の最新事例を見学する際は、当サイト(GloTechTrends)でも必ず訪問するのがユニクロ店舗である。実は、ユニクロが中国で展開するデジタラーゼーション事例は、中国企業のトップ企業と比較しても遅れがなく、常に中国デジタラーゼーションのTOPランナーとしてに中国市場に君臨する日本企業の代表格なのである。

ファッション分野において、多くの世界ブランドが中国市場でのデジタライゼーション対応に苦戦する中で、常に最先端事例として中国で成功を収めており、その経営戦略から学ぶことが非常に多い。

参考記事:

11月11日「独身の日」ユニクロが「ニューリテール戦略」を活用して大躍進。アリババ「天猫」女性服部門でなんと1位!

現在、中国ではニューリテールに引き続き、ニューマニュファクチャー(新しい製造業)の事例が少しずつ誕生して来ている。ユニクロから、ニューマニュファクチュア(新しい製造業)の事例が登場する日を、当サイトとしても非常に楽しみにしている。

ちなみに中国人の性質として記事を書いたが、今回の事件を恥ずかしいという思いで観ている中国人の方が大多数であることを最後に付け加えておきたい。

参考記事:

【雲栖大会(The Computing Conference)】探訪記①:2018年はニューマニュファクチュア(新しい製造業)元年になるか

Facebook
Twitter
Email
Print