杭州に世界初「スマートトイレ」誕生!?悪名高き中国トイレが、アリババの「ニューリテール戦略」と融合!?

2月1日杭州にあるデパート杭州西湖銀泰に「スマートトイレ」が誕生。トイレ内のスマートミラーを活用してバーチャル化粧が可能、気に入った商品は即天猫サイトでO2O購入可能。トイレすら「ニューリテール戦略」と融合すのか!?

「スマートトイレ」にはスマートミラーが活用

アリババの天猫は、2月1日杭州にあるデパート「杭州西湖銀泰」で世界初となる「スマートトイレ」をオープンさせた。

アリババの天猫とデパートである銀泰が協力して開発した「スマートトイレ」は、誰でも使用できるごく普通のトイレである。違う点は、天猫が開発したニューリテール技術()がトイレ内で活用されておりニューリテール戦略との融合を読み取れる点である。

今後も天猫は、有名観光地やホテルを中心に色々なブランドと手を組み「スマートトイレ革命」を拡大して行く予定だという。

習近平が中国のトイレ革命に力を入れている話は有名であるが、なんとトイレ革命の分野にもアリババが存在感を示し始めたようだ。劣悪、低品質の悪名高き中国トイレが、アリババのニューリテール戦略とどのように融合して行くのか大変興味があるところである。

スマートミラーを活用しバーチャル化粧体験を実現

2月1日に開業したスマートトイレの仕組みを簡単に説明しておきたい。導入先の杭州西湖銀泰がアピールしている点は、スマートミラー導入と、スマホを活用した自動販売機による製品販売のようである。

トイレにはバーチャル化粧体験を実現する2台のスマートミラーが設置されており、ユーザーはトイレの待ち時間や化粧直しの時間を活用して、トイレ内でバーチャル化粧体験を楽しむことができる。ざまざまな化粧品を試してみて自分にあった化粧品が見つかれば、スマートミラーのスクリーンから天猫の公式サイトに移動して、オンラインサイトでその商品を簡単に購入することができるような仕組みになっている。

また、オフラインですぐに化粧品を使用したいユーザーには、設置された自動販売機で商品販売も行われている。「ランコム」や「shu uemura」といった一流化粧品ブランドも、このプログラムに参加しており商品定番であれば設置された自動販売機で化粧品が販売されており、ユーザーの緊急ニーズに対応している。

タダ同然でティッシュや子供おむつを配布 その目的は?

トイレ内に設置された自動販売機では、QRコードを活用したアリペイ決済を行うことによって、ティッシュ、生理用品、子供用のおむつなど、緊急性を要する定番商品を廉価購入することができる仕組みができている。

驚くべきは、日本円で換算すると15銭程度となる1分(1元の100分の1)というタダ同然の金額で商品購入が可能だという点である。どうせならタダで配布すれば良いとも思うが、これもまたユーザーにアリペイ決済を促進させる点と、消費履歴からユーザーの消費に関するビッグデータを取得するという二つの目的があるのであろう。金額よりもデータに価値があるという、中国のビッグデータ社会を感じざるを得ない価格設定となっているのである。

GlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今後もアリババの新しい取り組みについて注目していく予定である。

[ あわせてお読みください ]