アリババのスマート本屋が営業開始! 復旦大学隣接の「志達書店」(天猫未来店)!

アリババの天猫がスマート本屋「志達書店」をスタートさせた。顔認証だけで入店でき、気にいる本があれば手に取り退店するだけで自動決済される。もう少し寛げるエンタメが欲しいところが、まずはスマートな本の購入プロセスを実現している。

 

上海復旦大学隣接地にスマートブックストア「志達書店」がオープン!

アリババは、今年5月にアリババの天猫が運営する最初のスマート本屋として、「志達書店(zhidashudian)」をオープンさせた。以前から、訪問したいと思っていたがなかなかそのチャンスに恵まれることがなかった。今回の上海訪問でついにスマート本屋を訪問する事ができたのでご報告しておきたい。

場所は、上海にある中国の名門大学、復旦大学に隣接しており地下鉄10号線国権路から徒歩圏内である。店頭の甲板には、志達書店の他に「天猫未来店」とも表示されており、落ち着いた感じの店舗イメージである。

 

顔認証で入場可能 AmazonGoタイプのJustWalkout決済を実現

入り口カウンターには、スタッフが2名配置されており使用方法がわからなければ、スタッフが丁寧に利用方法についてサポートしてくれる。まずは、QRコードをスキャンして、アプリをダウンロードして初回登録を行う、センサーカメラに向かって顔登録を行えば、2度目からは顔認証だけで入場可能となるようだ。

店内では、学生と思しき若者が限られた狭いスペースから座れる場所を確保し読書に勤しんでいる。読書向けの専用座席は用意されていないが、簡単なクッションや階段を利用しそれぞれが読書を楽しんでいる。座席が用意されオシャレな空間を作り出しドリンクなど提供できれば、より集客可能な快適となりそうだが、現時点ではあくまでスマートな本の購入プロセスの提供に注力しているような印象である。

JustWalkoutを実現しており、欲しい本が見つかれば手に取り出口から退出すれば、自動的にモバイル決済される仕組みである。おそらく、RFIDタグが本の内部に添付されているのではないだろうか。いずれにせよ、大前研一氏の著書「低欲望社会」中国語版を39元(640円程度)で購入し決済プロセスを体験してみることにした。退店ゲート前で立ち止まると、出口横のセンサーが反応し本の種類が正確に特定され、入店時に登録したアリペイアカウントからモバイル決済された。決済が完了すると、退店ゲートの自動ドアが自動的に開いて退店できる仕組みであった。もはや、本の購入も無人化が進められる時代なのだと改めて実感することになった。

 

購入履歴のビッグデータからにおすすめの本を紹介?

実は、店舗訪問する以前の段階の情報では、タオバオや天猫からの購買履歴(ビッグデータ)が解析されており、ユーザーの好みに合わせて本をお勧めしてくれると聞いていた。だが、おすすめの本が提示されることはなかった。考えてみれば、筆者自身それほど中国で書籍を購入しているわけでもなく、データ解析できるほどの情報蓄積もされていないからかもしれない。この点に関しては、再度来店して確認してみることにしたい。

今回、訪問した志達書店(天猫未来店)は、規模も100平米ほどと小さく、まだまだ実験的な要素が大きそうである。今後さらなる進化をとげ、ユーザーが楽しむことが出来るスマートな空間へと進化していくことを待ちたい。今後、多くのリテール店舗で無人化が進められていくことを予感させるスマート本屋への訪問体験記となったことは間違いない。

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