テスラの上海郊外のメガファクトリーが予定前倒しで試運転をスタート!

10/23、テスラが2019年7月-9月の第3四半期決算を発表し、市場予想を覆し黒字決算を発表した。同時に上海南部に位置する建設中の新型工場が予定を前倒して試運転を開始したことも発表され、市場はポジティブに好感し市場外取引においてテスラ株式は20%程度の上昇を示している。中国は、テスラの新型車種であるモデル3の世界最大マーケットになると目されており、今度の中国内でのテスラの動向も非常に気になるところである。

テスラの2019年7月-9月の第3四半期決算がリリース黒字化へ

10/23に公表されたテスラの2019年7月-9月の第3四半期決算では、上海に建設中として注目を集めていたテスラメガファクトリーの写真が多数掲載されており、見応えのある四半期決算のリリースとなった。

 
写真:上海にオープンするテスラのメガファクトリーの様子/テスラの2019年7月-9月の第3四半期決算より抜粋)

財務数値を確認すると、収益は63億ドルと前年同期と比較して8%程度の減少となったが、株主に帰属する調整後純利益(Net Income Attributable to Commom stockholders/GAAP)は1.43億ドルとなり、2四半期ぶりに黒字化を実現した。これを受けて市場外取引では20%もの株価上昇を記録中である。

(写真:テスラの2019年7月-9月の第3四半期決算より抜粋)

気になるテスラの上海「ギガファクトリー」は上海南部「臨港産業地区」

ちなみに、テスラの上海新工場は上海市南部に位置する臨港(リンガン)産業地区に位置する。テスラが試みる初の米国以外の工場であり、今年1月から建設が開始され2019年末に製造が開始される「ギガファクトリー」として注目を集めている。完成すれば年間50万台のEV車を生産する予定であるが、その総投資額は500億元(約8,000億円程度)にのぼり投資額もギガ級である。生産予定は「モデル3」と「モデルY」となっており、まず最も廉価な「モデル3」を年間25万台程度生産し、大幅な製造コストの削減を実現し、中国を「モデル3」の最大市場にすることが期待されている。

上海市南部と記載すると上海を訪問したついでに気軽に訪問できるような印象を与えてしまうかもしれないが、上海の中心部からテスラ工場まで車で移動しても2時間ほどかかるだろう。地下鉄16号線が臨港地区まで開通しているものの、その終点駅から車で移動しても1時間ほどかかる。臨港産業地区は、上海市が経済発展に力を入れる自由貿易特区(経済開発特別区)としても注目を集めており、当サイト(GlotechTrends)としても先月訪問したばかりである。今後どのような発展をするのか見守りたい。

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