東南アジアに拡大するニュー・リテール戦略!マレーシアにも「Taobao Store(タオバオストア)」がオープン!

11/29、アリババはマレーシアの首都クアラルンプールにある巨大ショッピングモールMyTOWNにおいて、マレーシア企業Lumahgoと協力しニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」をオープンした。東南アジアでも中国式のニュー・リテール戦略が急速に拡大しつつあるようだ。

 

マレーシアで最初となるアリババの越境ニュー・リテール店舗がオープン!

11/29、アリババはマレーシア企業であるLumahgo Sdn Bhdと共同で、マレーシアの首都クアラルンプールの中心部にある巨大ショッピングモール「MyTOWN」において500平方メートルに及ぶ大型ニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」をオープンした。

(写真:ニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」:GloTechTrends撮影)

店内には、電化製品、家具、化粧品、食器類、書籍などが配置されており、ドリンクをオーダーできるスペースや子供が遊べるプレイグラウンドなども設置されておりゆったりとした店舗設計となっている。

店舗の特徴は、OMO(オンラインとオフラインの統合)戦略を前面に出し、展示商品は、展示のみを目的とした商品が多い。店内には1000ほどのアイテムが展示され、ユーザーが実際に商品を触れることができる体験型店舗にしたい狙いのようだ。

(写真:ニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」買い物フロー:GloTechTrends撮影)

ユーザーは、展示商品を実際に手に取り、気に入れば商品横に添付してあるQRコードをスキャンすることで、タオバオ(淘宝網)タイトへ移行しオンライン注文するという仕組みなのである。

(写真:ニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」の展示品:GloTechTrends撮影)
(写真:ニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」 オンラインへ移行:GloTechTrends撮影)

タオバオ(淘宝網)から注文された商品は、中国から越境ECを介してマレーシアまで届けられるというわけである。仕組みとしては、9/5にアリババがシンガポールのFunanモールでオープンさせた「Taobao Store by Virmall」の仕組みと酷似したスタイルと言えるだろう。

参考記事:

タオバオ(淘宝網)がシンガポールでOMO型店舗「Taobao Store by Virmall」をオープン!

 

来店客の9割以上が中華系、マレーシアは中国ビジネスモデルと親和性高い!

実際に店舗を訪問してみて印象的だった点は、Taobao Store(タオバオストア)の来店客の大半が中華系であったことである。マレーシアは多民族が融合する多民族国家であり、マレー系が66%、中国系が約26%、インド系が約8%を占める。人口構成ではマレー人が多いはずであるがTaobao Store(タオバオストア)の来店ユーザーを見ると、その大半が中華系の人々だったのである。

(写真:ニュー・リテール店舗「Taobao Store(タオバオストア)」のオープン祝いGloTechTrends撮影)

実は、マレーシアに住む中華系の人々は、中国語をネイティブとして話すために以前よりタオバオ(淘宝網)を活用してショッピングを行うことは既に日常となっている。マレーシアにはLazada(ラザダ)、Shoppee(ショッピー)、11Streeetなどが急拡大しているが、中国語をネイティブに操ることが出来る中華系マレーシア人にとっては、価格優位性が高く、使い勝手の良い中国のタオバオ(淘宝網)から直接購入することに慣れており、タオバオ(淘宝網)の知名度は既に高いのである。こうしたユーザー層が「Taobao Store(タオバオストア)」のオープンを知り、見学にやってきたのではないだろうか。今後のマレーシアにおけるニュー・リテール戦略の拡大、発展が大いに楽しみである。

参考記事:

Grabが新機能「Grab Mart(グラブマート)」をパイロット運用!東南アジアでもニュー・リテールが加速する兆し?

近年、東南アジアにおいても中国デジタライゼーションに影響を受けていると思われる事例が増加している。当サイト(GloTechTrends)としても東南アジアにおけるデジタライゼーション動向により注目していく予定である。

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