未来のショッピングを提示した淘宝造物節(Taobao Maker Festival)が閉幕!

9/13-16まで杭州で開催された淘宝造物節(Taobao Maker Festival) が無事終了。トップメーカー賞は唐代をモチーフにしたドレスメーカーが選定!アリババとMicroSoftがコラボしたMR(Mixed Reality)技術「MR买啊(MRマヤ)」は近未来ショッピング像を提示!

 

9/13-16淘宝造物節(Taobao Maker Festival) が無事に閉幕!

毎年恒例、アリババ主催の淘宝造物節(Taobao Maker Festival)が9/13-16日の期間で開催され大勢の人で賑わった。最終日以外は快晴に恵まれ世界遺産である西湖のほとりに設営された特設会場は大いに賑わった。

         

3回目となる今年の淘宝造物節(Taobao Maker Festival)には、昨年の2倍近い200ものメーカーの参加があり、若者たちのクリエイター魂を刺激するに十分なインスピレーションに満ちたイベントとなった。

淘宝造物節(Taobao Maker Festival)の会場は、観光客などの一般人が自由に立入ることが出来る西湖のほとりに設営され、チケットの必要ない部分は誰でも自由に入場し会場の雰囲気を楽しむことができる。自由入場スペースとは別に、6つの独立した有料展示コーナー(メインストリート、不思議な都市(奇市)、オタクの街(宅市)、無形文化(文市)、アンティーク(宝市)、ナイトマーケット(夜市)が設けられ、この部分に入りたければ有料入場となる。さらに、VIP特設会場が設けられておりVIP会場に入るには600元程度(1万円強)のチケットを事前購入する必要がある。今回の淘宝造物節(Taobao Maker Festival)の新しいテクノロジーの目玉とされるMR(Mixed Reality、複合現実)を活用したMR买啊(MRマヤ)に入場するためには、このVIPチケットが必要となる。

  

イベント全体として入場料は高めの設定ではあるが、若者を中心に年々人気が高まっており、チケットは開会前に売り切れてしまうほどの盛況ぶりなのである。

 

最優秀メーカーは、唐代をモチーフにしたドレスメーカー!ジャック・マーが自ら表彰!

淘宝造物節(Taobao Maker Festival)の趣旨は、淘宝(タオバオ)に出店しているメーカーたちのお祭りであるので、幅広いジャンルからの参加構成になっている。巨大ロボット、カーレース、IOT関連商品とテクノロジー色の強いものから、ペット、アニメ、萌えキャラ、コスプレといった緩い雰囲気の出店まで数多く行われている。

今大会を通じてトップメーカーに選定されたのは、唐の時代をモチーフにした伝統色の強いドレスメーカーであり、代表を務める女性が第一位の栄冠を勝ち取ったようだ。なんと、トップメーカーにはアリババ創業者ジャック・マーから表彰と記念品が直接手渡しされ、会場が大いに盛り上がりを見せた。ちなみに、筆者も大会二日目に店舗前を通り過ぎこの女性と会話も楽しんだが、正直第1位を勝ち取るとは夢にも思っていなかった。多くの人が記念撮影をして盛り上がっていたので、自分も記念撮影をしてもらえばよかったと後悔している。

 

アリババとMicroSoftoのコラボ「MR买啊(MRマヤ)」が示した未来のショッピング像! 複合現実がこれからのトレンドへ?

テクノロジー的な観点で、最も注目を集めたのは淘宝造物節(Taobao Maker Festival)の一角に特設会場として設けられた「MR买啊(MRマヤ)」であろう。アリババとMicroSoftがコラボレーションして作られたこの展示会場は、開会前から噂となり、今回の淘宝造物節(Taobao Maker Festival)で最も注目を集めるテクノロジーである。

 

会場の裏手には、MR(Mixed Reality)を活用した将来のショッピング像を描いたデモビデオが放映されており、多くの人が注目してそのビデオを眺めている。

参考:MR买啊(MRマヤ)デモ放映ビデオ

会場内は残念ながら撮影禁止なので、写真や映像をご覧いただくことができないが、場内ではMR(Mixed Reality)を活用した将来のショッピング像の姿を垣間見ることが出来る。2016年にマイクロソフトが開発した「Microsoft HoloLens」の改良型グラス形式デバイスを装着し、現実世界と仮想世界をより密接に融合したバーチャルな世界を体感することが出来る。配置されている商品が空間に浮き出て見え、MRグラス越しに空間をクリックすることで、商品が買い物カゴに入る。こうした技術がもし実用化されるのであれば、近い将来は、リアル店舗とオンライン店舗の関係は大きく変わっていくのかもしれない。

まだスマートに反応しない部分も多く、技術的な成熟度はまだ低い印象である。技術が成熟するまでには、まだ時間がかかるだろうが、MR(Mixed Reality)を活用することでショッピングシーンがどのように変化していくのかを感じ取ることが出来る有意義な空間であった。仮想的な現実を楽しむVR(Virtual Reality)や現実の世界を拡張するAR(Augmented Reality)が成熟度を高めてきているが、こうした技術よりも一歩先を行くのが、このMR(Mixed Reality)という複合現実の技術であることは間違いなさそうだ。

GloTechTrends(グロテックトレンド)としては、来年も淘宝造物節(Taobao Maker Festival)に参加する予定である。来年は関心のある方たちと一緒に会場内を散策したいと思っている。

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