IT起業家で溢れかえる街、深センでシェアオフィス「思微(Simply work)」 を訪問してみた|深セン

深センでIT関係の分野で起業した友人と会うために、彼が活用するシェアオフィスを訪問してみた。顔認識で入出管理。ほとんどIT起業家ばかり。若者が切磋琢磨するには最高の空間かもしれない。VPN設定済でfacebookもOK

 

  • 「思微(Simply work)」は顔認証で入出管理。起業家が集まるシェアオフィス

今回、お邪魔したのは、深センで8店舗を運営する思微(Simply work)の南山オフィスだ。

そこで起業する友人に会うのが目的であったが、入り口の顔認証で解錠する仕組みを見て、シェアオフィスそのものに興味が湧いてしまった。早速受付の人にシステムを聞いてみた。受付の若い女性に英語で話しかけてみると、普通に綺麗な発音の英語でレスポンスが返ってきた。英語での会話に問題もない。深センのIT系に携わる若者で英語を話すのはもはや珍しくないが、受付で英語を話せる人がいるのはとてもありがたい。それもそのはず、会員のうち300人が外国人であるらしい。

深センといえば、HAXやSeeed Studioといったアクセレーションセンターが有名であるが、ハードルが高くごく一部の起業家にしか入居は許されない。

そこで、一般的な起業家は入り口としてこうしたシェアオフィスを利用しつつアクセレーションセンターへの鞍替えを狙うのだ。

オフィス中を見学させて頂く、かなり大きい部類のシェアオフィスである。会議室での収容人数や法人で部屋を丸ごと貸し切っている会員も合わせて、のべ500人程度が一度に収容可能だという。備え付けの自動ドリンク機は無料で飲み放題である。レストランも完備しているので食事のために外出しなくても良い。こちらは有料である。

 

  •  既にVPN設定済みなので、FacebookやGoogle環境も安定

高速Wifiを完備、しかもVPN設定済みのためFacebookやGoogle環境、Twitterにも問題なくアクセス可能だ。VPNの設定は中国で外国人がビジネスを行うには必須事項だ。

24時間いつでも使用可能、シャワーやジムなども完備しているというから、徹夜組にはありがたい話だ。シェアオフィス内では、ディスカッションが可能な空間が多数用意されていて、会員同士で国際的な情報交換も活発だという。勉強会なども活発で不足している知識を補い会う環境を目指しているという。大陸特有のおおらかな雰囲気で、保有している情報はオープンにしていこうというのが今の中国人の若者の流儀でもあるらしい。

会費に関しては、来月から値上げを実施することが決定しているらしいが、8月までに入会すれば、自由席なら月会費800元(日本円13000円程度)多少の荷物を置ける固定席なら1200元(同20000円程度)、9月以降は自由席で、1080元(同18000円程度)固定席で、1300元(21500円程度)であるという。いずれも2ヶ月間分のデポジット支払いが必要。自由席なら最低期間1ヶ月間から、固定席の場合は3ヶ月から。ちなみに現在固定席は3席しか空席がないという人気ぶりだ。

現在、8店舗を運営しているが入会時には一つのオフィスを特定する必要がある。8つの場所を相互使用できるような制度設計にはなっていないようである。

中国語を強化するレッスン(無料、有料双方)もあるらしいので、中国語のできない日本の若者でも、中国ITビジネスの入り口として、最初に飛び込むには最高の環境だと思われる。久しぶりに会う友人との面談をそっちのけで、シェアオフィスに興味を惹かれた深センの休日であった。

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