リー・シェンロン首相が訪中。習近平国家主席と会談、 ユニコーン企業であるSensetime(商湯科技)社を視察

シンガポールのリー・シェンロン首相が 4年ぶりの訪中。9月20日から3日間滞在し習近平国家主席や李克強や王岐山といった政権主要メンバーと会談。金融、司法、ベンチャー育成の分野で協力を約束。その後ユニコーン企業であるSensetime(商湯科技)社を視察。シンガポールも中国のIT企業に熱い視線を注ぐ。

 

  • リー・シェンロン首相が中国からテクノロジースタートアップ企業育成のための環境整備を学びたいと表明

シンガポールでは、中国の「BINGO BOX」に類似した無人コンビニ「Cheer」がオープンしたり、QRコードを活用した決済システムを導入したり、少なかず中国からテクノロジーの影響を受けている部分を見受けられる。ここに来て、政治分野でもシンガポールが中国へ歩み寄りが見て取れる。

シンガポールとマレーシアを結ぶ新幹線は、現在日本と中国の間で激しく受注を競い合っているが、果たしてどちらに転ぶのだろうか?大変興味深い話ではあるが、政治的な話題は、Glotechtrends(グローバルテクノロジートレンド)の得意な分野ではないので、話をテクノロジーに切り替えることにする。

Lee Hsien Loong sensetime

参考記事:シンガポールでもキャッシュレス無人コンビニ第1号店「Cheers」が開業へ 無人化 | シンガポール

 

  • リー・シェンロン首相が今回の訪中で、視察先として選んが企業はユニコーン企業の一角であるSensetime(商湯科技)

早速この企業に関して少しご紹介させていただきたい。創業者は、湯暁鷗という人物。北京を拠点とし2014年に設立された若い企業である。既に京都に日本支社を構え日本での営業を開始しているので、ご存知の方も多いかもしれない。

Sensetime社は、人工知能の中核技術であるディープラーニングを活用したビッグデータ分析の分野で革命的なテクノロジーを提供している。こうした技術を応用して、顔認証、文字認証、物体認証、車両認証といった分野で、リーディングカンパニーとしての地位を確立している。

顧客には、京東、華為技研、小米、銀聯、新浪微博など中国の大手が名を連ねユニコーン企業に恥じない実力を示している。

GlotechTrendsでも以前紹介した、アメリカを拠点とする台湾半導体企業のNdiviaとも提携関係を結んでおり、今後のさらなる飛躍が期待できる名声、実力双方兼ね備えた企業である。

参考記事:【無人化】自動運転の鍵を握るNvidiaとは?ゲーム用半導体からAI向け半導体ビジネスへ TSMCを食う日は近い?

実は、今回のリー・シェンロン首相がSensetimeの北京本社訪問する直前に、この会社の香港支社がある香港サイエンスパークに香港特別行政区最高経営責任者キャリー・ラム(Carrie Lam)が訪れて、CEOである湯暁鷗と面談をしている。設立して、わずか3年足らずの若い起業家が一週間のうちに、シンガポール首相と、香港のNo1の人物と面談するなど、想像できるだろうか?この会社、近々何かすごいことを起こしそうな予感である。

キャリー・ラム(Carrie Lam)sensetime hk

Glotechtrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今度も世界で注目を集めるテクノロジー企業をご紹介していくつもりである。