ニトリがSBクラウド提供の本格中国デジタルトランスフォーメーション「Image Search(イメージサーチ)」導入スタート!

10/28、家具インテリア最大手のニトリは5年ぶりにモバイルアプリのアップグレードを行い、アプリのトップ画面に人工知能を活用した画像認証による商品検索機能「Image Search(イメージサーチ)」を導入した。この機能を活用すれば、ユーザーはアプリから気になる商品を撮影しアップロードするだけで該当商品に辿り着くことが出来る。スマートな近未来型ショッピングスタイルが実現したと言えそうだ!

 

ニトリが人工知能を活用した商品画像検索「Image Search(イメージサーチ)」を導入!

ニトリでは、以前から従業員の間でこんな悩みが共有されていたという。

「最近、お客さまからの問い合わせで、お客様自身がスマホで撮影した商品のスクリーンショットやSNS上にアップされた商品写真を提示され、これと同じ商品が欲しいと言われる相談が増えているが、該当商品を瞬時に提示するのがとても難しい。」という内容である。

現在、ニトリでは常時3万以上におよぶアイテム数の取り扱いがあり、従業員に対してそれを全て把握することを求めるのは物理的にも困難となっている。それに加えて、お客様からの問い合わせ商品には、既に廃盤となった商品や、時にはニトリ以外の他社製のものまで含まれ、ニトリの商品を知り尽くしたベテランスタッフでも、ずばりそのものの商品に瞬時に辿り着くことは極めて困難な作業となっているのである。

この悩みを聞いて、我が社でも同様の悩みを従業員が共有していると共感する経営者の方も多いのではないだろうか。

こんな現場の悩みをアプリから解決するため、ニトリが導入を決定したのが「Image Search(イメージサーチ)」であり、10/28正午にニトリの新モバイルアプリのトップ画面に「カメラdeサーチ」機能としてその全貌を現したのである。

(写真:ニトリのトップ画面の右肩に現れた新機能「Image Search(イメージサーチ)」:撮影GloTechTrends)

(商品:GloTechTrends撮影)

(人工知能による画像認証技術によって自動検索し検索結果が表示される:撮影GloTechTrends)

 

「Image Search(イメージサーチ)」はお客様と店舗運営側の双方の悩みを一挙に解決する優れモノ!

「Image Search(イメージサーチ)」を活用すれば、お客様側と店舗運営側の双方の悩みを一挙に解決することが出来る可能性を秘めている。ユーザー側としては、ニトリのスマホアプリから「Image Search(イメージサーチ)」機能を活用し欲しい商品写真を撮影するだけで、お目当の商品に辿り着くことができる。

従業員側においては、端末に商品管理の基幹システムと連動された形で「Image Search(イメージサーチ)」が搭載されており、商品検索すれば該当の商品在庫の有無はもちろん、店舗のどこにあるのかもマッピング表示される。また、該当商品が店舗にない場合は在庫を保有する近隣店舗やオンラインでの「ニトリネット」に誘導することも可能となっている。

更に言えば、該当商品が既に廃盤となっている場合には、その商品の後継商品はどれに該当するのかなどの商品情報も含めて検索可能なのである。店舗側としては、従業員の業務負担を軽減すると同時にお客様にスマートな顧客対応を可能とする優れた機能というわけである。

参考動画:「Image Search(イメージサーチ)」デモ画面

https://www.youtube.com/watch?v=GdEYvoBRLLg&t=1s&fbclid=IwAR0F-r1ywXz1XWmEKpKzuIRhc3ErONCZEP_QqwsjLIsV9YB3AqoaSldkrOc

 

「Image Search(イメージサーチ)」の源流は中国のタオバオ(淘宝)!

「Image Search(イメージサーチ)」は、技術的には人工知能による画像認証(イメージレコグニション)という高度技術が活用されており、自前でこうした機能を構築しようと思えば、膨大なコストが発生してしまう。

実は、今回ニトリが導入した「Image Search(イメージサーチ)」は、ニトリが独自開発を行ったものではなく、ソフトバンクとアリババクラウドの合弁によって2016年に設立したSBクラウドが提供するクラウドサービスを活用したものである。

ニトリへのImage Search(イメージサーチ)導入プロジェクトを中心として率いた人物が、SBクラウド営業技術統括部パートナー推進室室長補佐の三苫周平氏である。三苫氏の話によれば、Image Search(イメージサーチ)の源流は2014年まで遡り、アリババグループにおいて先端テクノロジー開発を担当するアリババクラウドが独自開発し、アリババが運営するEコマースサイト「タオバオ(淘宝)」や「天猫(T-Mall)」で活用されていた技術なのだという。中国ではサービスレベルが一定水準を満たしていなくても、サービス導入し、ユーザーが使用する中で技術精度を高めていくことも可能であるが、日本の市場ではそうはいかない。今回、2014年から5年間に及ぶ中国での検証と技術の成熟を確認し、満を持して日本市場にImage Search(イメージサーチ)を投入することとなったのだという。

(写真:Image Search(イメージサーチ)について説明するSBクラウド営業技術統括部パートナー推進室室長補佐の三苫周平氏・撮影GloTechtrends独自撮影)

既に中国では、1日1000万以上のユニークユーザーが商品画像をアップロードしており、爆発的にヒットしているサービスなのだという。また、月額固定の料金体制を採用しており、クライアントが予算計画を設計しやすいように心がけているという。

Image Search(イメージサーチ)は、中国のタオバオ(淘宝)では、拍立淘(パイリータオ)として認知度が高いサービスとなっているが、日本市場において中国発のデジタルトランスフォーメーションは成功するのだろうか、当サイト(GloTechTrends)としても、非常に楽しみである。

(写真:タオバオ(淘宝)アプリから拍立淘(パイリータオ)の機能を活用:撮影GloTechTrends)
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