中国人工知能関連のユニコーン「Megvii」が香港証券取引所に株式公開へ!

顔認証プラットフォーム「Face++(フェースジャージャー)」を擁し、中国人工知能関連スタートアップのユニコーンに数えられる「Megvii(曠视科技有限公司)」が香港証券取引所に上場申請を行い目論見書が公開された。SenseTime(商湯科技)、YITUTECH(依图科技) 、「CLOUDWALK(云从科技)」などと共に、中国の「AI四小龍」と呼ばれた注目スタートアップ群の中から初の株式公開となる。

 

Megviiは、海亀族の代表である印奇(yinqi)がCEOを務める注目スタートアップ!

Megviiは、2011年10月に北京郊外のIT新興企業地区「中関村」で設立された人工知能関連のスタートアップである。創業者である印奇(yinqi)は、高校2年の時に中国No1清華大学から飛び級での入学許可証を得た天才であり、卒業後は、アメリカの名門校であるコロンビア大学で修士号を取得し、ハーバード博士課程に進学した高学歴な海亀(はいぐい族)の代表である。ハーバードを2年で中退し北京に戻り、すぐに清華大学時代の学友2人とともにMegviiを起業し、2016年初頭にはフォーブスが選出する30歳以下の世界リーダーランキングのテクノロジー部門で堂々の1位を獲得している。現在は、「Face++(フェースジャージャー)」と呼ばれる顔認証プラットフォームが爆発的に普及し、人工知能を活用した画像認証の分野で注目を集めるユニコーンである。

Megviiに関する参考記事:

フェースリコグニション(顔認識)技術の最前線、ターミネーターの世界が既に現実にもとに!|megvii 

China Money Networkが中国人工知能関連企業TOP50社を公表!(まとめ)

本田がセンスタイム(Sensetime)と自動運転分野で提携。中国のAI画像認証技術をリードするトップ5企業のまとめ

 

推定時価総額は40億USD規模(日本円で4400億円程度)

気になるMegviiの上場時の推定時価総額は、40億USD規模(日本円で4400億円程度)となりCBinsightsが公表する推定時価総額とほぼ同一水準での株式公開となりそうだ。

(写真:CBinsights社が公表するユニコーンリストより抜粋)

簡単に、香港証券取引所で公開された上場目論見書の財務数値を確認しておきたい。Megviiは、莫大な研究開発コストと優先株発行の関係で、事前段階で厳しい財務数値が予想されていたが、今回公表された財務数値では、2018年から黒字化を既に達成していたことが明らかになった。直近の2019年1月から6月の財務数値をみても、3,266万人民元(日本円で4億9000万円程度)の純利益が計上されており、黒字化および増収増益の傾向が目論見書から読みとれるものとなった。

(写真:香港証券取引所で公開されたMegvii上場目論見書より抜粋)

Megviiは、SenseTime(商湯科技)、YITUTECH(依图科技) 、「CLOUDWALK(云从科技)」などと共に、中国を代表する4大人工知能スタートアップ(AI四小龍)とされてきたが、Megviiの財務諸表が黒字化している点は、今後のそのほかの中国人工知能関連企業が株式公開を実現するためにも大きな追い風となるのかもしれない。

日米貿易戦争に端を発する世界的な証券市場の低迷を受け、香港証券取引所の取引も低調な傾向が続いている。MegviiのIPOは、最も困難な時期での株式公開となるが、中国を代表する人工知能スタートアップ企業が証券市場でどのように評価されることとなるのか大いに注目してみたい。

参考:Megviiの上場目論見書(香港証券取引所より)

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