Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)のQ3決算は財務数値改善傾向!株価はポジティブに反応!

11/13、中国におけるニュー・リテール型コーヒー店舗として注目を集める「Luckin Coffee(ラッキンコーヒー=瑞幸咖啡)が、市場予想を上回る第3四半期決算をリリースし、株価も13%高となるポジティブ反応を示した。OMO型(オンラオンとオフラインの統合)の新ビジネスモデルに挑戦中のLuckin Coffee(ラッキンコーヒー)だが一定の成果を示し黒字化か見えるところまで到達している。

 

Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)の第三四半期決算を確認!

11/13に公開されたLuckin Coffee(ラッキンコーヒー)の四半期決算から注目すべきデータをまとめておきたい。売上高は15億4159万人民元(2億1587万ドル)となり、2018年第3四半期の2億4079万人民元から500%を超える増収となった。この数字はアナリストの事前予想である2億1,818万ドルを上回り、株価動向も13%高とポジティブに反応している。

(写真:Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)第三四半期決算より抜粋)
(写真:Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)株価動向 YahooFinanceより抜粋)

財務数値ではまだ黒字化を実現するには至っていないが、営業費用の削減も進み改善傾向が見られる。営業損失では5億9088万元程度(日本円で91億円程度)と減少し、同時に売上高に占める営業費用の割合は前年同期の三分の一程度にまで改善が進んでいることが確認された。この傾向が継続すれば、Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)は、営業利益ベースでの黒字化も早い時期に実現することになるかもしれない。

 

店舗数は、依然としてハイペースで増加、スターバックスに肉薄!

Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)の店舗数は、第3四半期末時点で3,680店舗となり、この3ヶ月で717店舗(24%増加)という高い伸びを示した。背景には、中国国内において依然としてコーヒー市場が急拡大しているという点と、まだコーヒー市場が成熟していない都市部において新たにスタートしたOMO型ミルクティー事業「小鹿茶(LuckinTea)の好調が指摘されている。

写真:Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)第三四半期決算添付ハイライト情報資料より抜粋)

地方都市では、一般的にコーヒーを嗜好するニーズよりも伝統的に根強い人気を誇るミルクティー市場が大きく、Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)は地方都市を中心にこうしたニーズを汲み取ろうした点が成果に結びついているようだ。

写真:Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)第三四半期決算添付ハイライト情報資料より抜粋)

現在中国国内において、スターバックスが4,000強の店舗を有し圧倒的な存在感を示していると言われて来たが、気がつけば店舗数においてもLuckin Coffee(ラッキンコーヒー)が肉薄していることが確認された。改めて、Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)の成長スピードに注目が集まっている。

写真:Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)第三四半期決算添付ハイライト情報資料より抜粋)

Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)のビジネスモデルに対して否定的な見方も散見されたが、今回の決算発表でそれが見直された形である。Luckin Coffee(ラッキンコーヒー)の業務改善が伝わる中で、スターバックスとの中国市場における激突は、新しいラウンドに突入しそうな気配である。

参考記事:

Luckin Coffee(瑞幸咖啡)のプロモーション(燃銭)を繰り返すビジネスモデルは継続できるのか?
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