杭州のKFCが世界初の顔認証キャッシュレス支払を導入。「顔パスペイメント」が普及していくのか?|杭州

GlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)が、顔パスペイメントという名称で、顔認証を用いた支払い手法を紹介したのが、わずか一月前のことである。1ヶ月が経過しKFCでも実用化が開始されている。テクノロジー進歩のスピードに驚くしかない。

 

  •  9月1日に、杭州のケンタッキーフライドチキンで、アリペイが顔パスペイメント(フェイスペイメント)を導入開始

Glotechtrends(グローバルテクノロジートレンド)では、7月27日の記事において、杭州で始まる顔パスペイメントの特集を組んだ。(参考記事:【キャッシュレス社会の衝撃】杭州で進む顔認証社会。「顔パス」ペイメント? 顔認証ライフの始まり/中国)

それからわずか一ヶ月足らずの今日9月1日に、杭州のケンタッキーフライドチキンという人の出入りが多いファーストフード店で導入されたのである。

アリペイが、画像認証を活用した支払いシステムを初めて世間に公表したのは、2015年のハノーバーでの電気ショーでのデモンストレーションである。それからわずか3年も経過していない現時点で、既にKFCで実用化されるとは、改めて中国の技術開発スピードに驚愕するしかない。

キャッシュレス社会100%を行政が主導する杭州市では、今後は携帯を用いたQRコードすら必要としない支払い手法が一般化されていくのかもしれない。

 

  • 「顔パスペイメント」の仕組み、このKLCではメニューがない。

「顔パスペイメント」とは一体どのような仕組みなのであろうか?何れにせよ、携帯を必要としないキャッシュレスペイメントという意味では、キャッシュレス社会が新たなるステージへと突入したことは間違いない。

言葉だけでは理解が進みにくいと思われるので、写真を多く活用して説明したい。

1)スクリーンで注文する。

kfc face recognition order 6

2)携帯から顔パスペイメントのアプリを開き 「顔パスペイメント」を選択する。

kfc face recongnition alipay

3)センサーに向かって顔認識を行う。

kfc face recongnition payment 7

kfc face recongnition alipay10

4)顔認証終了後に、確認のための電話番号を入力し、PINコードを獲得し、認証する。

 

kfc face recongnition alipay 8

5)お支払いは完了ですというメッセージが戻ってきたら認証成功で、注文完了。GPSタグを持って座席につき従業員がGPSを頼りに料理を持ってきてくれるのを待てば良い。

以上で完了である。

 

  • 顔認証のセキュリティーに関して、

顔認識の技術に関しては、3D赤外線技術や、アリペイが独自に開発している様々な認証アルゴリズムを用いて認証の精度を高め、現在ではほぼ99.9%本人を特定できるレベルに到達しているという。効果的に詐欺や偽装を発見するためにハードウェアとソフトウェアを駆使し最先端の技術を導入しているようである。

現在でも画像認識技術だけでほぼ本人を特定できる仕組みになっているが、セキュリティーをより高めると同時にユーザーに安心感を提供するために、ダブルチェックとしてユーザーの電話番号を手入力させるプロセスを導入している。

万が一アカウントが不正に使用されユーザーに損害が生じた場合にも、アリペイ側が全ての損失を負担し保険会社から損失の全額を補填される仕組みを構築したことによって、ユーザーも安心してこの新しい技術を活用しているようである。

また新しいキャッシュレス社会の到来を加速するツールが誕生したことは間違いないだろう。