スマートパン屋さんが登場!!味多美(wedome)では人工知能がパン種類を識別し会計!?

北京にスマートパン屋さんが開業した。アリババの口碑(コウベイ)と味多美がタッグを組んでパン屋さんのスマート化に挑戦だ!人工知能によるパンのイメージ認証システムを活用することで、購入するパンの会計金額を自動計算。いよいよパン屋にも人工知能が活用される時代へ!

 

アリババの口碑(コウベイ)がテクノロジーサポートしパン屋をアップグレード!

テクノロジーを活用して飲食店の運営効率を高めるスマートレストランという領域が賑やかになってきた。今日は、アリババの口碑(コウベイ)と「味多美」が協力してスマートパン屋を開業したニュースをお届けしたい。

参考記事:アリババと口碑(こうべい)がタッグを組んだスマートレストランが1/28日杭州に正式オープン!

アリババグループの口碑(コウベイ)がテクノロジーサポートする形で、北京や上海で多店舗展開するブレッドショップチェーンである味多美(英名屋号:Wedome)をスマート化してしまおうという試みである。既に最初の店舗が北京朝陽区に開業し24時間体制で営業している。スマート化する領域は、出来立てパンの予約注文システム、予約したパンの自動ピックアップシステム、会計自動化、無人棚による飲料販売などである。

 

スマホアプリから焼きたてパンを希望時間に注文!

店舗ではスマートオーダーシステムが採用されておりユーザーはアプリを通じて出来立てのパンを注文することができる。焼き上がり時間を指定すれば、焼きたてのパンをその時間にピックアップできるという便利な仕組みである。パンが焼き上がると同時にパン屋に併設された保温ボックスに収納され、同時にユーザーのスマホに通知が送られる。ユーザーは来店する際にスマホに届いたコードを保温ボックスでスキャンするだけで、出来立てのパンを取り出すことが出来るのである。

 

人工知能によるパン認証システム活用で会計が自動システム化!

人間が会計カウンターにいて、ユーザーがトレイに乗せたパンを一つ一つ確認しながら価格入力してくれるというのがパン屋の日常的な光景である。

しかし、このスマートパン屋ではユーザーがパンを乗せたトレイを人工知能センサーの下に配置するだけで、わずか3秒でトレイ上のパンの合計金額を提示してしまうというのである。

人工知能を活用したディープラーニングによってイメージ認証技術が進んでいるがいよいよパン屋さんの領域にも人工知能が活用されることになったのである。ご存知の通り、パンは微妙にひとつひとつサイズも違えば微妙に形状も異なる。さらに、同じ形状でも異なった種類のものが存在する。しかし、このスマートパン屋では、人工知能による画像認証システム加えて、ウェイト認証システムを同時に活用することでその識別率を96%まで高めることに成功したのだという。

テスト実験ではパンをわざと反対向きに配置しても人工知能は瞬時に正しいパンの種類を認識することが出来、類似形状でもウェイトを同時認識することでその識字率を高めているという。ただ、パンを意図的に2段重ねするなど、識別不能な状態を作為的に作られると、現段階では識別できない場合が発生するという。

以前、中国の無人コンビニが日本でも話題になったときに、無人レジがおでんを自動会計できるのかというテーマが話題に上がったことがあったが、人工知能による画像認証技術が発展すれば、おでんの認識を可能にすることもありえるかもしれない。もう少し今後の発展を見守る必要がありそうだ。パンの合計金額は、最終的にはスクリーン上で確認され、問題がなければアリペイ決済される。

 

芝麻信用スコアとの連動により性悪説のユーザーを排除!?

実は、この店舗にはドリンク販売用に無人棚が併設されている。扉を開けて中に入っているドリンクを取り出し、扉を閉めるとアリペイから自動引き落としされるという仕組みである。この無人棚にの商品をどう認識するかについては、RFIDタグが活用されている。RFIDタグに関しては、以前から当サイトでも指摘しているようにいくつかの性能上の問題点がある。例えば、この無人棚においてユーザーが意図的にRFIDを取り外してしまえば、商品を取り出しても会計額を自動認識することは出来ない。この部分はどうしても人々の善意に頼るしかないのである。

参考記事:RFIDタグの弱点まとめ、RFIDタグは、無人コンビニを実現する終着手段ではない?

このRFIDの性質的な問題点を解決するために、この店舗では無人棚を使用できるユーザーを芝麻信用スコア500点以上に限定しているのである。現段階でテクノロジーが解決できない問題に関しては、信用スコアを通じて補完的に問題解決をサポートする。つまるところ、信用スコアが低ければパン屋で買い物もできないのか!?中国において、信用スコア社会化が進んでいることを感じさせる店舗設計でもある。

 

2018年後半はレストランのスマート化に注目が集まりそうな予感。

この他にもこの店舗では、誕生日ケーキのスマホ予約システムに基づく3キロ以内無料配達サービス(早ければ2時間以内)などにも取り組んでいる。レストランをめぐるスマート化への取り組みが、中国で最も注目を集める分野となりつつある。

GloTechTrendsとしては、飲食店のスマート化分野により注目し、スマートレストラン体験レポートなども増やして行く予定である。なお、今回ご紹介した味多美のスマートパン屋は、6月中にも上海や武漢でのオープンが予定されている。

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