【雲栖大会(The Computing Conference)】探訪記③ 盒馬鲜生(ファーマーションシェン)がスマートキャッシャーReXPOSを発表!

9/19雲栖大会(The Computing Conference)において盒馬鲜生CEOである侯毅(ホウイー)が登壇し、人工知能を活用したスマートキャッシャーReXPOSを発表した。自社の業務効率化を実現すると同時に、このReXPOSを活用し他のリテール店舗の無人化をサポートすることも発表された。

盒馬鲜生(ファーマーションシェン)が人工知能搭載キャッシャー「ReXPOS」をリリース

9/19雲栖大会(The Computing Conference)午後のセッションにおいて、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)CEOである侯毅(ホウイー)が登壇し人工知能を搭載した無人スマートキャッシャーReXPOSを発表した。

アリババが展開するニューリテール戦略の中核とも言える盒馬鲜生(ファーマーションシェン)であるが、唯一問題点とされていたのがレジ待ちする人の行列であった。といっても、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)が公表している数字によれば、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)の会計待ち時間はリテール業界の平均地よりも36%も少なく十分に優れていると言える。それでも、更なる業務効率化を目指し、人工知能機能を搭載した無人キャッシャーの導入が発表されたのである。

ちなみに、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)において、現在自分でセルフキャッシャーを活用して支払いするユーザー割合は77%に達しているという。例えば、ユーザーが4商品をセフルキャッシャーで買い物する時の平均スピードはわずか24秒まで短縮されているという。これでも十分効率的なように思えるが、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)は、更なる高みを目指すのである。

人工知能搭載型ReXPOSでより精度の高いセルフ決済を実現!

今回、リリースされたReXPOSは人工知能を搭載したスマートキャッシャーであり、顔認証システムよる顔認証決済をベースとして設計されている。もちろん顔認証決済を好まないユーザーには従来型のQRコード決済にも対応している。同時に人工知能を活用したセンサーカメラを配置することで、ユーザーが購入した商品の特定を高い精度をもって実現し、従来の商品スキャンで発生していた決済漏れが大幅に減少するのだという。ReXPOSの開発のために、28にも及ぶ関連特許が活用されているという。

また、人工知能カメラを活用することで、ユーザーが老人か子供かなどを瞬時に判定し、決済画面に表示される画面を自動で切り替える機能が搭載されるという。また、ReXPOSには、並列して買い物袋を有償で提供する仕組みが搭載されており、従来のセルフ決済システムで問題となっていた買い物袋の提供問題が解決されている。

ReXPOSは、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)だけでなく他リテール店舗にも提供!

ReXPOSの盒馬鲜生(ファーマーションシェン)への導入が発表されるのと同時に、ReXPOSを他のリテール店舗にも導入する計画も発表された。レジ決済の分野で、既に大幅に業務効率の改善を示している盒馬鲜生(ファーマーションシェン)のレジシステムを、カスタマイズの上で外部のリテール店舗に販売していくというのである。他店舗に導入するにあたり、優先する決済手法、メンバーシップシステム、レジのデザインなど、カスタマイズによって柔軟に対応するのだという。

他の多くのアリババグループ企業と同様に、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)もテクノロジーサポート企業としてのプラットフォーマーの一面も見えてきた形である。

講演会場の隣の展示会場で、ReXPOSのデモ店舗が展示!

盒馬鲜生(ファーマーションシェン)が発表したReXPOSであるが、なんと雲栖大会(The Computing Conference)会場の中で模擬体験することが出来た。会場には盒馬鲜生(ファーマーションシェン)の「FRESHHIPPO」がオープンしており、ユーザーは実際に欲しい商品を購入することで、自らReXPOSでの決済を体験することができるのである。

商品認識のスピードも早く、顔認証決済の反応も素早い印象である。さらに、中国ではビニールの買い物袋は2角(三円程度)で有料なのが一般的であるが、ReXPOSでは買い物袋まで提供する仕組みが備わっている。痒いところまで手が届くオールインワンの設計で非常に便利な印象である。このテクノロジーなら、十分に日本のリテール店舗でも導入できるかもしれない。2018年7月末の時点で、盒馬鲜生(ファーマーションシェン)は全国14都市で64店舗が営業し、1,000万人以上のユーザーをサポートしているという。1年半以上、オペレーションを行なっている店舗の1日の平均売上は80万RMB(1億3200万円)に及ぶといい、年内100店舗の出店を目指すという。今回リリースされたReXPOSの導入で、更なる出店が加速するのかもしれない。

Facebook
Twitter
Email
Print