中国杭州のゲーテッドコミュニティマンション内に住民専用無人コンビニを発見!

杭州のデベロッパー大手緑城房産が建設した高級マンションを訪問。セキュリティーで管理され住民以外は入れない区画にもかかわらず、フロント近くに無人コンビニが開業していた。他にも無人コンビニが地味にいろいろな場所で広がっている。

 

大手デベロッパー「緑城房産」の高級マンション内に無人コンビニ

杭州市の中心部から5キロほどにある、比較的富裕層が居住する高級マンションに訪問する機会があった。

今回訪問したマンションは、杭州では最も有名なディベロッパーの一つである緑城房産によって建築されている。緑城房産は、杭州にある中国プロサッカーチームのオーナー企業でもあり、富裕層向けの高級住宅建築を得意としている。サッカー日本代表の岡田監督やフィリップトルシエがこのプロサッカーチームの監督を務めていた時期があるので企業名を聞いたことがある人も多いかもしれない。

ゲートをくぐると正面に大きなプールがありプールサイドに併設バーも完備せれていて夏場であればさぞかし快適だろうと推測できる。

近隣はセキュリティーで厳重に管理された区画となっており住民のみが立ち入ることが出来る。いわゆるゲーテッドコミュニティと呼ばれる形態の高級住宅である。正面に見える低層棟は面積の広い大きな住宅が多い、併設された高層マンションと合わせて住民だけの優雅な空間が広がっている。

杭州の不動産価格はこの数年で数倍に跳ね上がりこの物件も値段を聞くとびっくりしてしまう。上海、北京、深センと比較すればまだ安いものの中国不動産価格の高騰は都市部ではまだまだ続いているようだ。

 

フロント近くに住民専用の無人コンビニ「Green」を発見!

なんと、住民だけしか入ることが出来ないこのマンションの一角に無人コンビニを発見した。無人コンビニの名前は「Green」運営するのは不動産デベロッパーである緑城房産である。

早速店内に入ってみる。入り口でアプリをダウンロードし会員登録、あとはQRコードをスキャンすれば自動ドアが開き入店することができる。ここまで所用時間約20秒。中に入ると高級マンションならではの品揃え、ワインセラー完備でワインが適温で保存されている。ワインはおろかビールでさえ常温で提供されることが多い中国で嬉しい演出で満足度が高い。

日用品や冷凍食品に加えて、フルーツ、野菜、肉類までも販売しており、わざわざ買い物に出かける必要もないくらいの品揃えなのも住民には有難いだろう。

決済は、WeChatPayでもアリペイでもどちらでも対応している。無人コンビニの形式としては、AmazonGoのようなイメージ認証など最先端の人工知能技術を活用したものではなく、いわゆる商品ごとにRFIDタグが添付してあり無人レジでユーザーが自分でスキャンして合計金額を確認しながら決済する古典的なスタイルである。

おそらく、住民属性が高い地区であるため盗難も少ないだろうとの判断から、防犯システム面でも最低限の水準の廉価版無人コンビニが選択されたように思われる。

いずれにせよ、こうしたゲーテッドコミュニティと無人コンビニは、人件費をかけることなく住民に利便性をもたらすという意味で相性は抜群のように思える。デベロッパーが無人コンビニを運営するならば、効率性も高く今後も普及して行くのは間違いないだろう。

 

銀行ATM スペースが無人コンビニへ 

この話題は以前にも、記事としてお届けしている。杭州の町を歩いてみるとこの現象がゆっくりながらも加速していることを感じる。偶然、町を歩いていた時に従来ATMであったと思しき場所に小型の無人コンビニがあったので、入店してみた。近隣住民に聞いてみるとやはり以前はATMが設置してあったという。

参考記事:キャッシュレス社会でATMが不要に!12/22 杭州では不要となったATM用地を活用した無人コンビニが開業!

ATMの無人コンビニへの転換

 

アントフィナンシャル本社、一角にも無人コンビニ的な自動販売機

先日、アントフィナンシャル本社を訪問した際にも、社内に無人コンビニ的な自動販売機が設置してあった。これはQRコードをスキャンして、商品を取り出し扉を閉めると自動的に紐づけられた決済アカウントから自動的に決済されるというものであった。ペイメント行為なしに、扉を閉めた瞬間に直ぐ引落とされ決済完了メッセージを受信したのには驚かされた。まさに秒殺さすがアントフィナンシャルと唸った瞬間であった。

 アントフィナンシャル本社ないの自動販売機

GlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今度も無人コンビニの進化を見守りながら皆様に最新動向をお届けするつもりである。