ロボットによる「無人ジュースショップ」がオープン!? ジュース作りも無人化の時代?

杭州市にあるショッピングモールで完全ロボット化を実現した「無人ジュースショップ」がオープンした。スタートアップ企業である杭州黒石機器人(ロボット)が技術開発を担当し20-30の出来立てドリンクメニューを無人製造で販売する。

 

杭州の下沙地区にあるショッピングモール内に約3坪の完全無人ジューススタンドを開業

「無人コンビニ」「無人レストラン」「車の自動販売機」など無人化の波が押し寄せている中国であるが今日は「無人ジュースショップ」をご紹介したい。

この無人ジュースショップは、杭州市中心部から東へ10キロ程度の杭州宝城市広場(Xiasha Baolong City Square)というショッピングモール内で開業した。地下鉄一号線を活用すれば、終点駅となる下沙江浜駅(Xiashajiangbin)からほど近くのモールで、周辺にいくつもの大学があるため若年層の顧客が多い賑やかな立地となっている。

わずか3坪ほどの店舗には、人が一切いない完全無人店舗運営となっている。人間の代わりに人間の形をした白い接客ロボットが応対してくれる。店内に座席はないので持ち帰りドリンク専門である。

 

 

 

 

 

さて、メニューを見るとフルーツジュースやミルクティーに加えて、抹茶ラテやスムージーなど合計30種類となかなか豊富なメニューに対応しているようだ。ボタン形式の注文ボードを活用して自ら注文しスマホで決済する仕組みである。

 

現状は人件費ゼロで1日100杯をゆうに販売。果たして採算は?

ロボットのメンテナンス業者に聞いてみると現段階で1日100杯以上は軽く販売できているという。メニューをみると価格レンジは、10元から20元程度(170-340円程度)のレンジである。マンゴーココナッツジュースが14元という感じで、平均単価は一杯15元というところであろう。

一杯15元と仮定して100杯/日を販売すれば月次の売上は765,000円ということになる。ジュースは原価率も低いため立地が良い場所ならば十分に検討してみる価値がありそうである。現在は寒い時期であるが一般的に夏場はより多くのジュース売り上げが見込めるであろう。

このロボットを製造し店舗運営を行なっているのは杭州に本社を構える杭州黒石機器人という企業である。2013年に設立されたロボット製造企業である。現在は無人ジュースショップ展開に注力しておりこの仕組みを杭州以外の都市にも拡大していく予定だと言う。現在、資金調達を実施中で1000万元の出資に対して10%の株式シェアを保有できるという。1億7000万円で10%保有できるなら面白い投資になるかもしれない。完全無人化でのジューススタンドは日本でも活用できるかもしれない。

中国には、町のいたるところに持ち帰り専門のジューススタンドがあるが今後はこうしたジューススタンドに主役を奪われ無人化されていくのだろうか。

この店舗で少し気になったのは、正面に配置された接客ロボットはジュースを作るわけでもなく、注文をサポートするわけでもなく、あまり役に立っていないと言う点である。ただ店舗の正面にロボットがいれば、何と無く近未来の雰囲気を醸し出すと言うことなのかもしれない。