杭州「未来科技城」に5Gイノベーションパークが誕生!スタートアップ生態系が5Gでアップグレード?

1/20、中国の杭州で「5Gイノベーションアプリケーションサミット」が開催され、アリババ本社周辺の未来科技城中心地に5G通信網を備えた10万平方メートルに及ぶ新たな「5Gイノベーションパーク」の開業が発表された。2019年は5G商用化元年とも言われる中で、杭州エコシステムに5G研究を牽引する産業パークが加わった。

 

先端テクノロジースタートアップ企業軍と5Gインフラの融合で5G研究を牽引! 

世界中で5Gの実用化研究が進められており、日本でも2019年からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが5Gのプレサービスを開始する予定だという。5Gは新世代モバイル通信戦略の重要な基盤であり、多くの産業に画期的な変化をもたらすことは間違いなさそうだ。中国においても、2019年は5G商用化元年と言われ、5Gに対する注目度が高まってきている。

そうした中で、1/20アリババの本社がある杭州の未来科技城において、5Gイノベーションアプリケーションサミットフォーラム(中国名: 5G創新応用高峰論)が開催され、その中で未来科技城の一角に新しくオープンする5Gイノベーションパーク(中国名:中国(杭州)5G創新園)の除幕式が行われた。

中国(杭州)5Gイノベーションパークは、未来科技城の中心部にオープンし、その大きさは10万平方メートルにおよぶ。全エリアで、5G通信網で完全にカバーされ、施設内で5G関連の研究や5G通信網を活用した新規商品開発やアプリケーション開発が行われる予定だという。

参考記事:杭州のテクノロジータウン未来科技城

アリババ城下町「未来科技城」が未来都市へと変貌中!杭州のドリームタウン(夢想小鎮)一角にはスタートアップが集結!

既に、アリババを中心としたテクノロジーエコシステムが形成されている未来科技城では、あらゆる分野の最先端テクノロジースタートアップ企業が集結している。人工知能、AR / VR、ドローン、スマート都市、スマートロジスティクス、フィンテック、ブロックチェーンなど、業界分野は多岐に渡る。こうしたテクノロジー関連企業が集結する地の利を生かし、5Gでカバーされた産業パークを隣接することで、2020までに各産業を5Gインフラでアップグレードし、双方の相乗効果を狙いつつ、さらに巨大なエコシステムを形成していこうとするのが5Gイノベーションパークの狙いなのである。

5Gイノベーションパークに入居する5G関連スタートアップ企業には、最大1億元(日本円で16億円程度)の補助金が交付され、さらに従業員の住宅補助のために最大3000平米に及ぶ住居の提供やオフィスの格安提供も行われるというから、かなり大規模に5G関連の研究が推し進めらることになりそうだ。

 

中国(杭州)5Gイノベーションパークには5Gを活用した最先端商品が展示!

5Gイノベーションアプリケーションサミットフォーラムでは、アメリカの半導体企業クアルコムの中国支社副社長である侯明娟(ホウミンジェン)もスピーチを行った。近い将来、5Gインフラは、電気やガスのように当たり前の存在となり、誰もが自然に使えるようになるという。カーレース、車の自動運転、遠隔治療などの医療分野などを含め、想像もできないような多くの分野で5Gが画期的な変化をもたらすようになるという。

現在、クアルコムでは既に世界20社以上のスマホメーカーと共同で5G対応のスマホ製造に取り組んでおり、多くの製造業者から半導体チップ開発の協力依頼がきているという。既に30以上の製品が設計され製造フェーズに入っているというから、5G対応のスマホ端末が市場に投入されるのは、もうすぐそこまできているのかもしれない。

5Gイノベーションパークでは、5Gイノベーションアプリケーションサミットフォーラム開催に合わせて、施設内で5Gに関連した技術の紹介や開発中の5G製品の展示などが行われている。展示スペースには、5G携帯電話、5G自動運転車、5Gドローンなどの5G製品や、スマートホームやスマート都市、VR / ARに関連した5Gアプリなどが紹介されているという。フォーラム開催中の一時的な展示イベントという位置付けのようだが、今後も随時一般開放を計画しているという。

アリババを中心にテクノロジー企業が集結し、中国でも極めてユニークな進化形態を示す杭州未来科技城のエコシステムの中に、また興味深いテクノロジー施設が誕生したことは間違いなさそうだ。もし、杭州を訪問する機会があれば、是非5Gイノベーションパークにも立ち寄っていただきたい。

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