「空飛ぶ車」業界が熱い。製品化はすぐそこだ!エアロモービル予約開始、Kitty Hawkも年内か?, EHang(億航)の大型ドローン

SF映画の中で未来を象徴するツールとして登場する「空飛ぶ車」!自動運転が世間を賑わしている影で、「空飛ぶ車」の実用化が進められている。「Back To the Future 」に登場したデロリアン。映画の中だけの「空飛ぶ車」が静かに現実化の時を迎えようとしている。Kitty Hawk, エアロモービル、Ehang(億航)続々と発売予定が控えている。

 

  • あのラリー・ページも株主。Kitty hawk社の「空飛ぶ車」年内発売へ。1台数万ドルか?

グールグの創業者であるラリー・ページが出資しているキティー・ホーク社(Kitty Hawk, 本社アメリカ)が年内にも、「空飛ぶ車」の第一弾を発売するという。

飛行機の重量は、飛行機としては超軽量の約100kgに抑え、時速約40キロ弱で制御している。Kitty Hawk社からプロトタイプのビデオ映像が公開されており、現段階ではイメージとしては垂直飛行で離陸し、ジェットスキーが空を飛ぶような映像となっている。開発担当者によれば、実際に発売するものは全く違うデザインとなるようだ。価格は現段階では、未定だが、数万USDと予測され、100ドルを支払い会員になれば、2000ドルのディスカウント価格で優先的に購入できるという。

 

  • 中国のドローンメーカー「EHang(億航)」巨大ドローンで、有人飛行に加え無人飛行も制御可能。

EHang(億航)というのは、中国のドローンメーカー大手の一つである。ここは、自社のドローン開発技術を応用し大型自動飛行ドローン「Ehang184」を2016年のアメリカのCES(展示会)で発表し大反響を博した。世界初の垂直離陸タイプのヘリコプター式ドローンには、人が搭乗できるスペースがあり、遠隔地からの操作も可能だという。

最大積載量100KGで1人の搭乗が可能。平均時速100キロで飛行し、23分間のフライトが楽しめるという。

発表当初は、2016年度中の発売とされたが、一般発売は遅れている。2016年の予約価格で1台20万から30万USD(約2200~3300万円程度)。現在は、新たにアラブ首長国連邦にてプロジェクトを進めており、ドバイにてEhang184を用いた移動テストの実験が繰り返されている。7月にも実用化するとのことで、正式ニュースを待ってまた報告したい。

 

  • エアロモービルは、既に予約受付開始。デロリアンタイプの道路も走り空も飛ぶ、文字通りイメージ通りの「空飛ぶ車」

スロバキアのスタートアップ企業エアロモービル(AeroMobil)は、この業界の老舗であり、既に1993年にAero Mobil1.0を発表している。現在は、最新モデルのAero Mobil4.0が発表されており、2020年から一般発売される。予約受付も開始しており、価格は1台120万ユーロから150万ユーロ(日本円で約1億5500万円から2億円)とかなり高めである。限定生産500台。

エアロモービルが発売する「空飛ぶ車」は、他社と比較しても完成度が高い。垂直飛行だけに特化した実際には道路を走れないタイプの「空飛ぶ車」が多い中で、車としての走行と、飛行機としての飛行の双方を実現している。走行時は、時速約160キロまで加速可能で、立派なスポーツカーの領域である。飛行時は、時速350キロ、飛行距離にして約750キロまで連続飛行が可能である。東京から大阪まで飛行し友人を出迎え、折り返し最終目的地の名古屋まで飛べる計算だ。

  • 数多くの「空飛ぶ車」メーカーが研究開発に注力。

さらに、上記の3社以外にも下記のリストのようなポテンシャルの高い数多くの企業が「空飛ぶ車」業界に参入している。

・terrafugia(MIT出身の創業者) ( https://www.terrafugia.com/about-terrafugia/  )

・moller international    (http://moller.com/)

・Xplorair   (http://www.acg-aviation.com/ja/%E6%97%A5%E6%9C%AC/)

・PAL−V   (https://www.pal-v.com/)

・joby aviation   (http://www.jobyaviation.com/)

・Volocopter (http://www.e-volo.com/index.php/en/)

・parajet (https://parajet.com/

・lilium (https://lilium.com/

 さらに、UverやAirbusといった大手も新規事業として参入。

上記に記載した企業群は、名声と競争力を持つ会社が多く存在し、著名な投資家が出資している企業も数多く存在する。まさに、グローバルに先端テクノロジーを集結して、「空飛ぶ車」の研究開発を推し進めている形である。日本の企業が見当たらないところは、残念ではあるが、これらの企業の開発の行方を今後、報告していきたい。