7/18 Facebookが中国杭州市に中国法人を設立か?Facebookの中国進出の野望が実現するか?

中国工商管理局の情報によると、7/18中国杭州市にFacebookの子会社が法人登記されたようである。株主は香港子会社であるFacebook Hong Kong Limitedが100%の株式を所有する形で法人登記され、正真正銘のFacebook関連企業である。Facebookの中国進出に向けた動きは加速するのか?

Facebookの中国進出への野望がいよいよ実現するか?

法人登記を管理する中国工商管理局における閲覧情報から7月18日に中国杭州市において、Facebookが独資企業「脸书科技(杭州)有限公司」の法人登記をしたことが確認された。Facebook Hong Kong Limitedが100%出資し、資本金は3000万USD、法定代理人には張京梅(ジャンジンメイ)、代表にはDamian Yeoが選定されている。Damian Yaoは、Facebookのシンガポールブランチで活動していた経歴を有する人物のようだ。これらの情報からどうやら中国で設立された「脸书科技(杭州)有限公司」は、本当にFacebookと関連する企業であるようだ。

(登記確認サイト天眼査より抜粋、赤枠はGloTechTrends加工)

 昨今、中国国内で活動を活発化するGoogleに次いで、Facebookも中国でのビジネス展開に真剣に取り組んでいることが確認された。近い将来、Facebookも、中国国内でビジネス展開を加速しそうな予感である。

Facebookのザッカーバーグは、もともと中国ビジネスに強い関心を持つ!

実は、FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が中国市場に強い関心を有していることは業界では有名な話である。2014年にザッカーバーグ氏が北京の清華大学を訪れ行った講演では、たどたどしい中国語であるものの中国語を披露し聴衆から喝采を受けている。2016年3月には、北京を再訪し、天安門広場から天壇公園までの道のりをジョギングで快走し、その写真はSNS上で拡散され話題となった。ご存知の通りFacebookは、アクセス規制により中国では閲覧できないが、FacebookのCEOであるザッカーバーグ氏は、中国国内でも親中派として有名で、中国人からの人気も高いのである。

(写真は2016年3月にザッカーバーグ氏が北京を快走した時のもの)

2017年10月にも、再び清華大学を訪問し習近平氏とも面会を行っている。同席したのは、アップルのティム・クックCEO、中国スタートアップに巨額の投資を行っているアメリカ投資ファンドのブラックストーン・グループのステファン・シュワルツマンらと大物が同席している。この頃から、外国企業が中国で事業を行う上での規制緩和が話し合われているとの観測報道がなされている。

GoogleやFacebookが中国進出を加速するのは単なる偶然なのか?

GloTechTrendsでは、7/23日にもGoogleの中国ビジネス復帰に関する記事を記載したばかりである。それとほぼ同時期にFacebookも中国国内で法人設立を行っている点は単なる偶然なのだろか?

参考記事:Googleの中国ビジネス復帰が一歩前進?7/18 Googleが人工知能ゲームをWeChat MiniApps上で配信スタート!

もう一つ面白い指摘がある。Googleはテンセント陣営(本社深圳市)との緊密関係を深めているが、今回Facebookが中国法人設立で選択した都市は、杭州なのである。杭州市には、テンセントとと共に中国2大IT巨人と称されるアリババの本拠地がある。Googleとテンセントが関係を深める中、Facebookが上海や北京でなく、杭州に法人登記を行ったことが、アリババとの関係を深めるのではないかという憶測を呼ぶ展開となっているのである。

ザッカーバーグ氏が、長い間、野望としてきた中国進出は、果たして本当に実現するのだろうか?同時に、中国市場が外国資本に解放されるとして、アメリカと中国の巨大IT企業がどのような構図で関係を構築していくのかも大変興味深いテーマとなりそうである。米中貿易戦争は激化しているが、その背後で既に米中貿易戦争後の関係構築ついて話し合いが展開しているのかもしれない。

*7/26日加筆 Facebookの承認を巡っては、中国中央政府が承認を撤回した模様。現在では、登記情報も閲覧、確認不可能となっている。

 

Facebook
Twitter
Email
Print