テンセント陣営のニューリテール生鮮食品デリバリー「毎日優鮮」(EveryDayFresh)は庶民の味方!

中国で加速する生鮮食品分野でのニューリテール戦略であるが、今日は上海でテンセント陣営の生鮮食品デリバリー「毎日優鮮」を活用した。当社は杭州拠点ということもあり日常的にアリババの盒馬鲜生を活用しているが「毎日優鮮」(EveryDayFresh)の方が価格は廉価なのかもしれない!

 

滞在先の上海のホテルまで「毎日優鮮」(EveryDayFresh)を使ってデリバリー!

早速「毎日優鮮」(EveryDayFresh)のアプリをダウンロードして上海の中山公園にある滞在先のホテルまでデリバリーを依頼してみることにした。筆者は中国では杭州のアリババ周辺を拠点にしているため、ついついアリババ陣営が提供する盒馬鲜生(ファーマーションシェン)を日常的に活用しており、実は「毎日優鮮」(EveryDayFresh)を使うのは初めてである。

WeChatの小程序(WeChatMiniApps)から手軽に注文ができるようだ。最初のユーザーにはぶどう1パックを無料で提供してくれるという。ぶどうに加えてマンゴ、それにヨーグルトや牛乳などの乳製品、スナック類など合計で59.6元分を選択して、注文確定ボタンを押す。WeChatPayで決済を済ませ、8:55amに注文確定のボタンを押した。すると、直ぐに34分後の9:29分にはホテルに届けらると表示された。ホテルの部屋で待っていると、スマホが鳴りデリバリースタッフからロビーに取りに来るよう促される。流石にホテルのフロアまでは入り込めないようだ。

作成GloTechTrends

ビニール袋に梱包された商品が届き、梱包を解いてみると注文した商品類が間違いなく綺麗に封入されていた。ぶどうもマンゴも新鮮で十分に満足できるものであった。

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「毎日優鮮」(EveryDayFresh)は8都市で1000近くのデリバリーセンターを保有!

「毎日優鮮」(EveryDayFresh)は、2014年11月に設立された企業で、現在は16都市をカバーし1000近くのコミュニティーデリバリーセンターを保有しているという。果物、肉、水産物、野菜、乳製品、ドリンク、スナック、軽食などを取り扱い、会員向けには1時間以内のデリバリー、非会員にも2時間以内のデリバリーサービスを展開している。店舗としてユーザーが入店できるフラッグ店舗も、多くは倉庫のような場所からデリバリーを行うことで、運営コストを抑えているのだという。

アリババが展開する生鮮食品デリバリーの盒馬鲜生(ファーマーションシェン)が、見栄えの良い店舗設計でお客さんの目を楽しませ、店舗をエンターテイメント空間として活用しているのとは対照的なビジネス戦略と言えるのかもしれない。店舗運営コストを絞れば、その分商品価格を廉価に提供できるし、ビジネス展開のスピードも速い。既に1000近くのデリバリー拠点を保有しているということは、広くサービスが中国市民に浸透していることの現れでもある。日常的に使用する商品の購入には「毎日優鮮」(EveryDayFresh)の戦略は合理的なのかもしれない。

 

複雑化するニューリテール分野でのアリババとテンセントの競争

以下は、ニューリテール分野に関して、アリババ陣営とテンセント陣営が対立する構図を図式化したものである。スーパーマーケット、生鮮食品、食品デリバリーなど、多くの分野で両陣営が激突しているのがお分かりいただけるであろう。ニューリテールに関しては、今後もアリババとテンセントが高レベルな次元で戦いを繰り広げていくことが予想される。GloTechTrendsとしては、実際の中国の変化を見守りながら、最先端の情報をお届けしていくつもりである。

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