中国商務部が無人コンビニの拡大をバックアップを表明、ビッグデータを活用して小売店の改革へ

中国商務部のスポークスマンが9/21日に公式発表を行い、無人コンビニ拡大のためのサポートを約束した。無人コンビニから得られるビッグデータにより小売店の効率化を加速するのが狙いだ。

 

  • 中国の無人コンビニは大きく分けて3つのタイプ

現在、中国で展開されている無人コンビニには大きく分けて3つのタイプが存在する。いずれも既にGlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)でご紹介しているので、この機会に整理しておきたい。詳細は各記事に目をお通しい頂ければ幸いである。

① 小型の無人店舗型のようなタイプ及び自動販売機(超小型店舗)

goods shelf in office

f5 unmanned future store

大きさは1平米ほど、日本でいう自動販売機のようなものである。商品アイテム数は、10程度から可能であり店舗ニーズに応じて拡大可能。簡易テクノロジーを用い初期コストも安い。

参考記事:中国版オフィス置き菓子「小e微店」、この分野にもキャシュレス決済とビックデータの活用が及ぶ|小e微店

 

② コンテナ型の無人コンビニ(中型コンビニ)

binguo box unmanned convinent store

大きさは10平米から20平米程度の中型コンビニで、コンテナ形式で移動可能なタイプ。「BINGO BOX」や「WELL GO」など。

参考記事:【無人コンビニ時代の到来】第2回 世界中で技術競争 BINGOBOX/中国編

③ 最新のテクノロジーを活用したハイエンドの無人コンビニ形式。

tao cafe alibaba unmanned store

現在まだテスト段階。最新のテクノロジーを集結させた最高峰。「TaoCafe(タオカフェ)」(中国)Amazon Go(アメリカ)などはこの形式だ。開店を待ち続報をレポートしたい。

参考記事:【無人コンビニ時代の到来】第1回 世界中で技術競争 Amazon / Alibaba / Take go

 

  • どうやら、中国政府の目的は無人化によるコスト削減ではなく、ビッグデータを活用した小売店の効率化にようだ。

9/21日商務省のスポークスマンが政府が無人コンビニをサポートするための理由として強調した点は、ビッグデータを活用することによって、小売店業界を効率化するという小売店改革であった。

日本で無人コンビニというと、第一の理由としてコスト削減があげられる。労働力減少に伴う労働力の代替としての無人コンビニの活用である。

どうやら中国が無人コンビニを発展させたいメインの理由は、小売店に関連するビッグデータを全て把握し、小売店を効率化させることにあるようだ。

商務省のスポークスマンは、人工知能の発展、画像認証技術による効率化、モバイル決済によるキャッシュレス社会でのデータ、IOTによる技術進歩などの用語を用い、小売店の無人化の条件が整ったとして、それらのテクノロジーから得られるビッグデータを活用し効率的な小売店の改革ができることを強調している。

小売店の周辺の人の属性や人の流れを把握し、どのような商品を配置するのが効率的か、あるいはどのように商品配列するのが効率的なのかを全てがビッグデータから分析できるとしている。まさに、消費者の個人情報は全て分析され、業務の効率化に活用されるわけである。

ビッグデータがあれば何でもできる。最近のテクノロジーは、全てがビッグデータの解析に繋がっていくようである。ビッグデータの重要性を痛切に感じさせられるニュースである。

 

GlotechTrend(グローバルテクノロジートレンド)としては、今後ビッグデータ関連のニュースにも注目して行くことにした。プライバシーとビッグデータの問題は、世界各国で今後ますます重要な論点となって行くことは間違いなさそうである。