2019年国慶節(10/1-7)はアリペイ取引件数で日本が世界一!アリペイのグローバル化動向まとめ!

アリペイを運営するアントフィナンシャルは、中国大型連休である国慶節(10/1-7)における中国人観光客(香港、澳門、台湾を除く)の海外旅行でのアリペイ消費統計データを公表した。統計によれば国慶節(10/1-7)期間中の取引件数は日本がNo1となっており、アリペイのグローバル化動向を確認する上、非常に面白い統計となった。

 

国慶節期間中の中国人海外観光客国別アリペイ取引件数で日本が首位

近年グローバル化の動きを加速させているアリペイであるが、国慶節期間中(10月1~7日)の中国人観光客(香港、澳門、台湾を除く)の海外アリペイ消費統計データを発表した。国別統計では、日本の取引件数は前年同期比より124%増加し、取引件数ランキングでは前年のタイを追い抜き世界第1位となった。アントフィナンシャルにとって、日本市場が重要であることを再確認する形となった。日本国内でアリペイ決済が活用された場所としては、3大コンビニエンスストアチェーン、マツモトキヨシ、関西国際空港がトップ3を占めた。

参考記事:

国慶節で海外旅行をする中国人は600万人超。中国人がアリペイを海外でも使用するワケ。便利、安心だけじゃなく、ズバリ安く買える!

 

旅行プラットフォーム「フリギー」を活用してアリペイのグローバル化に相乗効果!

当サイト(GloTechTrends)としては以前よりアントフィナンシャルのグローバル化戦略に注目してきた。

参考記事:

アントフィナンシャルの世界進出戦略!上場すれば時価総額はアリババさえも凌駕!?三段階ステップ戦略で世界制覇へ!?

アリペイのグローバル化を加速させる方法として、海外旅行に出かける中国人観光客にアリペイ活用の道を開くことが、アントフィナンシャルの常套手段であったが、ここ数年、アリペイは同じくアリババグループが展開する旅行プラットフォーム「フリギー」とのコンビネーションを上手に活用することで、さらなるアリペイのグローバル化を加速させているようだ。

中国人が海外旅行に出かける際は、航空券や滞在先ホテルを旅行プラットフォーム「フリギー」から予約するだけでなく、現地で到着後に活用することとなる「滞在中ローカル交通手段」、「1日ツアー」、「観光地のチケット購入」などを全てフリギーのプラットフォームから現地にいながら、アリペイを活用した中国元決済で完結するようになってきている。アリペイと旅行プラットフォーム「フリギー」がうまく融合することで、ローカル言葉不要、ローカル通貨不要、ローカル代理店不要という、快適で便利な海外旅行のあり方が展開されつつあるのである。

アリババグループの旅行プラットフォームであるフリギー(Fliggy)によれば、中国人観光客の旅行先もニッチ市場に拡大しており、例えばモンテネグロ、ウズベキスタン、セルビア旅行パッケージの予約数は、前年比でそれぞれ14倍、4.7倍、1.8倍に増加しているという。こうしたニッチな国々への海外旅行が中国人観光客に選択される理由としては、中国人海外旅行者にとって旅行プラットフォーム「フリギー」とアリペイがあれば、旅先でも心配不要だという心理状況も大いに関係していると思われる。

アントフィナンシャルが公表した統計によると、海外旅行の際にアリペイを使用するユーザーのうち2000年以降生まれのユーザー数の増加(前年比130%)が最も顕著となっている。デジタライゼーションに慣れ親しんだ若者世代が、海外旅行先でも中国本土と同じような快適で便利なライフスタイルを求めるというのは、ごく自然な流れなのかもしれない。

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