中国ドローンメーカーのEHang(億航:イーハン)がNASDAQ(ナスダック)へ株式公開!

12/12、中国のドローンメーカーであるEHang(億航:イーハン)がアメリカのナスダック市場に上場した。発行価格は一株につき12.5USDで320万株を新規発行し、上場後の時価総額は6億6200万ドル(日本円で730億円)に達した。まだまだ赤字が継続しており、ユニコーンと呼ばれるに至らなかったEHang(億航:イーハン)であるが今後の事業展開が楽しみである。

 

中国のドローンメーカーEHang(億航:イーハン)がナスダック市場へIPOを実現!

12/12、中国のドローンメーカーであるEHang(億航:イーハン)が米国ナスダック市場に上場を果たした。

(写真:EHang(億航:イーハン)目論見書より抜粋)

EHang(億航:イーハン)の公募価格は一株あたり12.5USD、320万株を新規発行した。初日の商いは12.55USDとほぼ変わらずで寄り付き、12.49USDで商いを終了した。注目のスタートアップ企業としては地味な初日の商いとなった。

(写真:EHang(億航:イーハン)上場初日の売買状況 Yahoo Financeより抜粋)

 

EHang(億航:イーハン)が製造する自立型空中車両(AAV= Autonomous Aerial Vehicle)が空のタクシーとなる?

中国ドローンメーカー最大手はご存知のようにDJIであるが、DJIが消費者向けドローン分野に強みを発揮しているのに対し、ドローンタクシーとも言うべき「旅客輸送」、ドローン物流、スマートシティなど自立型空中車両(AAV= Autonomous Aerial Vehicle)分野で革新的なサービスを提供する2014年8月に広州で設立されたスタートアップ企業である。

参考記事:

「空飛ぶ車」業界が熱い。製品化はすぐそこだ!エアロモービル予約開始、Kitty Hawkも年内か?, EHang(億航)の大型ドローン
(写真:EHang(億航:イーハン)目論見書より抜粋)

目論見書で公表されたEHangの財務状況では現時点では投資が先行しており2018年度の純損失は8046万元(日本円で12億円程度)、2017年度の純損失も8658万元(日本円13億円程度)と赤字が継続している点が確認できる。

まだまだ収益性の目処が立っているとは言い難い状況であるものの自立型空中車両(AAV= Autonomous Aerial Vehicle)の商業化は急速に展開しており、今後の事業展開が非常に楽しみな企業である。11/30日にはEHangが広州合利創興有限公司と共同で2人乗りの自立型空中車両(AAV= Autonomous Aerial Vehicle)である「EHang 216」を活用した珠江デルタ地域の観光飛行をスタートしており、今後も続々とこうしたニュースが届けられそうな予感である。

(写真:EHang official websiteより)
(写真:EHang(億航:イーハン)目論見書より抜粋)

 

地域別セグメント情報では、2018年度のアメリカ地域に対する売上がゼロへ!

EHangの目論見書内で公表された地域別の売上状況を確認すると、2017年にはアメリカ向けの売上が21%占めていたが2018年にはゼロに急減少している点が確認できる。米中貿易戦争の勃発により中国製ドローンの対米輸出規制が話題にのぼるが、今回公表されたEHangの目論見書を見る限り、、既に2018年度の財務諸表においてEHangとアメリカ企業との間の貿易取引は既に停止していた点を確認できる。貿易取引が一時停止される一方で、その当事者であるEHangがアメリカのナスダックへと株式公開を実現している点もまた興味深いところである。

(写真:EHang(億航:イーハン)目論見書より抜粋)
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