中国の著名情報リサーチ企業「China Money Network」が中国人工知能(AI)関連企業トップ50社に関するレポートを公表した。既に50社のうち14社がユニコーンに成長しており、当サイトで過去に紹介した企業も多くランキング入りを果たした。中国人工知能関連企業まとめ!
広範な分野から中国人工知能関連TOP50社が選出された!
China Money Networkは、スタートアップやベンチャーキャピタルの動向に精通した中国のリーディングリサーチ企業である。9/18天津で開催された世界経済フォーラムの場で中国の人工知能関連トップ50社に関する調査レポートを公表したので、その情報をもとに中国の人工知能関連企業について整理してまとめてみたい。まずはChina Money Networkから公表されたTOP50社およびTOP10をアルファベット順に記載した一覧を掲示しておきたい。
(写真:China Money Networkが公表した中国人工知能関連企業TOP50リスト)
(写真:China Money Networkが公表した中国人工知能関連企業TOP10リスト)
TOP10には当サイト(GloTechTrends)でも注目企業として紹介したSENSETIME、Megvii、CloudWalk、Cambriconなどがランキング入りを果たした。
関連記事:Sensetime, Megvii, CloudWalkについて
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中国人工知能企業「CLOUDWALK(云从科技)」が人工知能分野で2番手のユニコーン企業へと成長?
合わせて、China Money NetworkではTOP50社をカテゴライズし、分野ごとのリストも掲載している。このリストを確認すれば、画像認証(Computer Vision)や音声認証(Voice Recognition)など分野別ごとにどういった企業が中国で有名なのかも、非常にわかりやすく図式化されている。
(写真:China Money Networkが公表した中国人工知能関連企業TOP50の分野別リスト)
50社のうち既に14社がユニコーンへと成長!
公表された50社のうち既に14社がユニコーン規模に成長しており、その14社の時価総額を合算すると40.5ビリオンUsd規模になるという。時価総額のトップは、ドローン開発で有名なDJIであり15ビリオンUsdの評価額となった。
(写真:China Money Networkが公表した中国人工知能関連ユニコーン企業14社)
今回、公表された50社のうちの約80%がシリーズB以降の投資ラウンドを既に完了している点も注目である。シリーズDまで完了した企業も既に12%存在しており、今後株式公開を実現していくステージとなっていくのかもしれない。投資家としては、中国のカントリーファンドを背景とするベンチャーキャピタルがTOP50社のうち21社に投資しており、BAT(アリババ、テンセント、百度)が投資している企業12社を大幅に上回っている。中国政府関係の投資が影響力を強める環境下において、アメリカにルーツを持つセコイア・キャピタルの中国法人が最大額としては最大規模を誇っている点は非常に面白い現象と言えるだろう。
(写真:China Money Networkが公表した中国人工知能関連50社のファイナンスの進捗ラウンド)
(写真:China Money Networkが公表した中国人工知能関連50社に関するベンチャーキャピタルの出資状況)
より詳細なレポートをご覧になりたい方は、China Money Networkのサイトから直接ご覧いただくことが可能である。









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