中国キャッシュレス社会に置き去りにされる外国人と観光客でもアリペイ口座開設を行う方法 

中国デジタル革命はアリペイやWeChatPayのモバイル決済を前提として設計されている。数年前までは観光客でも銀行口座開設手続きができ、アリペイ口座開設できた。今は完全に状況が異なる。外国人がアリペイ口座を開設する手続きをまとめておきたい。

 

中国デジタル革命の中で、立ち尽くす観光客たち!

最近、中国デジタル関係の話題がメディアに取り上げられることが多く、中国を訪問する方が多いようだ。そこで、問題となるのがモバイル決済の設定が想定以上に困難で、中国に行ってはみたものの、中国デジタルを何も体験できず帰国するというパターンである。

中国デジタル革命の大半は「アリペイ」「WeChatPay」と言ったモバイル決済を前提に進められている。大半のアプリは、最初にモバイル決済を紐づけることが要求されるので、アリペイやWeChatPayの使用準備が出来ていない外国人は使用することが出来ないのである。

アリペイを使用するには中国の銀行口座を紐つける必要がある。中国の銀行口座を開設するためには、パスポート、パスポートに添付された観光ビザ以外の長期ビザ、中国国内の電話番号の3点セットが必要となる。最近では、日本のマイナンバーを記載することも必ず求められるようになった。

つまり、長期ビザを保有しない観光客は銀行口座を開設することが出来ず、結果としてアリペイを使用することができないという悪循環なのである。中国デジタルでは、外国人は置き去りにされていると指摘されるのはこうした理由からなのである。

参考記事:【キャッシュレス社会のデメリット】第3回  キャッシュレス社会は外国人や高齢者にとって冷たい社会?

多くの日本人観光客が、中国デジタル革命を自ら体験することなく、中国人がモバイル決済している姿を端から見るか、あるいは友人にサポートされながらの擬似体験的な中国デジタル視察となってしまうのである。

今後、中国デジタル革命がより多くの外国人でも手軽に使用できるようになることを心より望んでいる。

 

アリペイもWeChatPayも国際クレジットカード登録可能?

そうはいっても、外国人観光客でもいくつかアリペイやWeChatPayで口座開設する方法があるようだ。WeChatPayに関しては、国際クレジットカードを登録することで使用可能だとの情報がある。確かにWeChatPayではこの手法で決済している人を見かける。ただ、国際クレジットカードが登録できるかどうかは、不安定な状況のようで2018年始めごろは登録できたが3月ごろから登録が停止されているようだ。最近また登録ができるようになったとの話も聞くが、不安定な状況であることは間違いなく、登録できたらラッキーのような感覚かもしれない。アリペイに関しては、国際クレジットカードで登録できるようになったとの噂も出たが、少なくとも現時点では不可能である。

 

厳格化しつつある銀行口座開設も、実は今ならまだ可能!

日本から中国にやって来る方々によく尋ねられるのが、アリペイアカウントをどうしたら保有できるかという質問である。実は、数年前までは日本から短期滞在で訪中した方も、簡単に口座開設できた。アリペイ口座開設も頻繁にサポートしていた。だが、最近は提出書類も厳格化し、なかなか短期滞在者が中国の銀口座を保有するのが困難になっている。

中国銀行、中国商工銀行などの大手銀行では長期ビザを保有しない観光客は、ほとんど口座開設が出来ないのが現状である。

だが、もし中国デジタルに関心があり、自分で体験したいと思うのであれば、ここで諦めないで頂きたい。実は中国の銀行は、各行で運用が異なっており、各支店でも運用が異なるケースが多々ある。実は、現時点でも観光客に向けて銀行口座開設を行ってくれる銀行も存在するのである。

ちょうど、つい先日も日本からの短期滞在者が銀行口座を開設するにあたり、思い当たる幾つかの銀行に問い合わせ、銀行口座開設を行ったばかりである。まだまだ、長期ビザを保有しない短期旅行者でも中国の銀行口座開設が可能であり、アリペイやWeChatPayを使用できるのである。

状況は流動的であるため、責任をもったサポートは行っていないが、もしお困りの方がいたらお問い合わせ頂きたい。中国デジタルは見ているだけで全てを理解するのは困難であり、是非ともアリペイやWeChatPayのアカウントを保有して、自分で体験して頂きたい。

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