CBInsightが最新ユニコーンリスト(2019)を発表!米中貿易戦争の中で中国のユニコーンシェア率は減少へ!

ユニコーン統計において世界で最も信頼できるリサーチ企業であるアメリカのCBinsightが1/23時点での最新版ユニコーンリストを公表した。初めて総ユニコーン企業数が300社を超え、100億ドル以上のメガユニコーンも20社近くになった。日本からプリファードネットワークス(PreferredNetworks)が、期待通りユニコーン企業として選出された。

 

中国ユニコーン企業のシェア減少!アメリカのユニコーンがおよそ半分のシェアを確保し存在感を強める! 

当サイト(GloTechTrends)で、数多く引用しているアメリカのリサーチ機関「CBinsight」から最新のユニコーンリストが公表された。前回の2018年8月の前回公表から、新たに112社の新しいユニコーン企業が加わり合計71社が増加し310社(前回発表239社)となった。

今回、注目すべきはアメリカ企業であるユニコーン企業が、リストアップされた310社のうち151社を占め全体の半数近い49%(前回は47%)のシェアを獲得したことであろう。その逆に前回大幅にユニコーン企業数を伸ばした中国のシェアは26%となり、前回シェア30%を大きく落とした。米中貿易戦争の中で、中国が苦戦しマクロ経済に暗い影を投げかけている状況が反映されているのかもしれない。

とはいえ、アメリカのユニコーン数1位、中国が2位の構図は、大きく変わらず、3位イギリス(16社)、4位のインド(13社)、イギリスと韓国が同5位(6社)となった。インドネシアも期待どおりユニコーン予備軍が順調に育成し全体数で4社となり7位にランクインした。

日本は、メルカリが昨年上場を果たしユニコーン企業から卒業した影響もあり、トヨタ、みずほフィナンシャル、ファナックなどが出資するプリファードネットワークス(Preferred Networks)1社のみの選出となった。人工知能分野で活躍するプリファードネットワークス(Preferred Networks)は、20億ドル(2400億円程度)の想定時価総額で評価されており、今後も注目度が高まりそうである。

ただ、世界全体を見渡せば全体として300社強のスタートアップ企業がユニコーンの仲間入りする中で、日本としてはやや寂しい結果となってしまったことも否定できない。

参考記事:

ユニコーン企業最新レポート2018年3月時点(まとめ)日本は現在メルカリ1社、プリファード・ネットワークスの名前は?

 

ユニコーンの中で1兆円を超えるメガユニコーン企業数は、アメリカ勢の圧倒的な勝利!

ユニコーンとはいうまでもなく、企業評価価値10億ビリオン(日本円で1100億円程度)を超える非上場企業をさす。その中でも、100億ビリオン(日本円で1兆1000億円)を超えるユニコーンをメガユニコーンという。

今回CBinsightが公表したリストの中でも、およそ20社のメガユニコーンがランクインしとりわけ大きな注目が集まる。

ランクインした20社のうち12社(およそ60%)がアメリカ企業が独占する形となり、改めてスタートアップ業界でのアメリカの影響力を誇示する結果となった。ライドシェアのUber(2位)、WeWork(4位)、Airbnb(7位)など誰もが知っている知名度の高いスタートアップがランクインしている。

中国は、TikTokでお馴染みのBytedance(1位)、Didi Chuxing (3位)と上位を確保したが、20社のうちでは、5社(25%)のシェアでアメリカとの差が現れた結果となった。アントフィナンシャルは、社歴が長いこともあり、毎回CBinsightが公表するユニコーンランキングでは除外されている。

ユニコーン企業の動向は、テクノロジーの今後の発展を占うだけでなく、マクロ経済や各国の経済的な成長と密接に関連する重要な先行指標だと考えている。GloTechTrendsとしては、今後も引き続きユニコーン企業の動向を見守り皆様に情報をお届けするつもりである。

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