【キャッシュレス社会】高騰する中国技術者の報酬、その給料水準とは? アリババ/中国

アリババは、2017年3月期の売上2.5兆円、営業利益約8,000億円の超優良企業であり、成長力も高い。 その給与水準はいつのまにか日本人サラリーマンの平均給与を大きく抜き去っていた!

  • 豊かになった中国で優秀な技術者たちはどれくらいの給料をもらっているのだろうか?

キャッシュレス社会を代表するアリババの昨年の給料を調査してみることにした。アリババは、2017年3月期の売上で2.5兆円、営業利益ベースで約8,000億円を叩き出す超優良企業である。

昨年度のベースで以下のように給与報酬はリスト化されていた。企業の成長にあわせて、毎年、年俸も10%以上も上方修正されているからうなぎのぼりの状態だという。

 技術者の技術水準に合わせてP5-P9にランク分けされて、勤続年数でなく、仕事の内容、技術のレベル、能力に応じて分類されているという。最も社員数が多いレンジが、P7とP8に集中しているというので、日本円で498万円から1328万円の年俸がもっとも多い数を占めるということになる。

もはや、日本の超一流企業と比較しても遜色ない水準に達している。

・P5 (高级工程师)

給料:15万元~25万元 (249万円~415万円)

ストックオプション:無し

・P6(资深工程师)

給料:20万元~35万元(332万円~581万円)

ストックオプション:無

・P7(技术专家)

給料:30万元~50万元(498万円~830万円)

ストックオプション:2,400株

・P8(高级专家)

給料:45万元~80万元(747万円~1328万円)

ストックオプション:6,400株

・P9(资深专家)

給料:80万元~100万元(1328万円~1660万円)

ストックオプション:16,000株

さらにストックオプションの存在は従業員にとって重要のようだ。

現在、アリババの株式はニューヨーク証券取引所に上場され、2017年7月19日の引け値で、152.11USDである。P7にば2400個 P8には6400個のストックオプションが付与されるという。

つまり、P7には2400株*152.11USD= 約365000ドル 4000万程度

P8には、6400株*152.11USD = 980000ドル 約1億円程度

もちろん、ストックオプションなのでいくらの行使価格の権利が付与されているを確認しなければ実入りの分は正確に算出出来ないが、いずれにせよ、日本の企業とは比較にならない時価相当のストックオプションが付与され、従業員のモチベーションアップに直結していると思われる。

 

  • 中国人新卒者の希望職種  そこには日本企業の名前はない

3−4年前までは、中国の新卒者の中に日本企業へ入社希望する人も数多く散見された。しかし、現在では、アメリカ投資銀行、欧米コンサルティング企業、IT企業、中国国内金融機関というのが人気ランキング定番となり、日系企業の姿は完全に消えてしまった。毎年上昇する中国企業の給与水準(とりわけホワイトカラー)はアリババに限らず上昇を続け日本企業の給与水準を上回ってしまっている。いつのまにか日本人サラリーマンの平均給与を大きく抜き去られているとは 悲しい現実であるが 我々は直視しなければならない問題である。