11/21、中国杭州を拠点とするマイニング大手Cannan (嘉楠耘智)が、ついにアメリカのナスダック市場に上場した。公募価格は9USDであったが取引開始直後に13USDまで上昇し、終値は公募価格と同水準の8.99USDと波乱含みの初日商いとなった。中国マイニング業界最大手のBitMain (ビットメイン)も既にアメリカ市場へ上場申請しており、中国マイニング関連企業のアメリカ市場への株式公開が続きそうな予感である。
Cannan (嘉楠耘智)は、香港市場からアメリカ市場に変更し株式公開を達成!
仮想通貨をめぐる波乱の中で、香港株式市場への株式公開が断念されていたCannan (嘉楠耘智)であったが、ターゲットとする証券市場をアメリカ市場へ変更し、11/21ついに念願の株式公開を実現した。
公募価格は、1株当たり9ドル-11ドルと設定されていたが、下限レンジである9ドルとなり9000万ドル(日本円で98億円程度)の資金調達をおこなった。目論見書によれば、まだ黒字化は実現されておらず、市場としても企業価値の算出に困惑しているようだ。
(写真:Cannan (嘉楠耘智)の目論見書(Prospectus)より財務情報を抜粋)
初日の取引は、乱高下のスタートとなり寄り付きから上昇し、瞬間的に13USDまで上昇したが最終的には公募割れ水準の8.99USDで取引を終了した。Cannan (嘉楠耘智)の株価に関しては、仮想通貨の値動きと相関性が高くその株価動向に注目が集まるだろう。
(Cannan (嘉楠耘智)の取引初日:Yahoo Financeより抜粋)
参考記事:
マイニング業界で「Avalon Miner」で有名なCanaan社が香港上場へ?!
中国マイニング最大手であるBitMain (ビットメイン)も近日中の株式公開か?
ブロックチェーン関連スタートアップであるCannan (嘉楠耘智)が株式公開を実現したことで、注目が高まっているのが中国マイニング最大手BitMain (ビットメイン)の株式公開動向である。BitMain (ビットメイン)は、既に、10/30ドイツ銀行などを主幹事として、アメリカSECに上場申請書類を提出したと噂されており、株式公開を実現される可能性が高い。BitMain (ビットメイン)もCannan (嘉楠耘智)と同様に、ターゲットを香港市場からアメリカ市場に変更した点にも注目が集まっている。引き続き中国マイニング大手の株式公開関連ニュースは要注目と言えそうだ。
参考記事:
活気付くブロックチェーン関連!ビットメインでは呉忌寒(ウージハン)が復帰しアメリカ市場での株式公開(IPO)か!
さて、杭州を拠点とするCannan (嘉楠耘智)は、アメリカ市場で株式公開の達成を受け上場初日にIPOを祝うライトアップイベントを展開した。杭州の街がBTCとライトアップされた光景は、中国において再びブロックチェーン関連企業に注目が集まっていることを表していると言えるだろう。