「618商戦」がもうすぐやってくる、アリババ本社にタワーが登場しドローンデリバリーを受け入れ!?

中国のオンラインショッピングの祭典は独身の日(11/11)だけではない。もうすぐ中国第2のECイベントである「618商戦」がやってくる。杭州のアリババ本社では、既にエクスプレスタワーが登場し物流のラストワンマイル問題解決に取り組むようだ。

 

「618商戦」は中国第2のEコマースの祭典、京東の設立記念日

もうすぐ「618商戦」がやってくる。日本では中国のオンラインショッピングのお祭りと言えば11月11日の「独身の日」が有名であり、例年アリババ陣営と京東陣営双方の驚異的な1日売上高に注目が集まっている。

実は、6月18日も中国大2のEコマースの祭典として非常に有名な記念日なのである。独身の日は、アリババがオンラインショッピングの普及を目的として始めたのであるが、6月18日は対する京東陣営が主催するイベントである。京東自らの会社設立記念日を祝し毎年6月18日に大きなイベントを開催するのである。今年はイベントのスタートが日曜日の夜12時になるため例年に増して盛り上がりを見せることが予想される。

膨大が数の貨物量を処理するために荷物格納タワーが登場

さて、膨大な数のオンラインショッピングが行われると、最も混乱するのはそのあとの物流である。アリババグループの物流部門である菜烏網絡(ツァイニャオ)と杭州東城電子という企業が共同で、618商戦に合わせて面白い取り組みを行なっているのでここでご紹介しておきたい。

杭州市にあるアリババ本社(阿里巴巴西溪园区)内の一角に、24時間体制で運用される5メートルを超えるタワーが既に建設され、600-800もの荷物を格納できる配達ボックスならぬエクスプレスタワーが構築されたのである。主には、地上からの運送業者からの荷物が格納される仕組みであるが、実験的にドローンデリバリーとのドッキングの行われるという。タワーの上部からは、ドローンデリバリーによる空輸での荷物受け入れ、タワー下方からは路上からの貨物受け入れという双方向での貨物受入を実現し、効率良い貨物格納スペースを目指すようだ。

受取人であるユーザーが商品を取り出す際には、スマートデバイスを活用し事前に登録された顔認証で貨物を取り出すことを実現するという。

 

ラストランマイル問題を解決する切り札になり得るのか?

既に菜烏網絡(ツァイニャオ)と杭州東城電子は、この仕組みに対する複数の共同複数を取得しており、物流業界で最難関とされるラストワンマイル問題の解決にこの仕組みを活用していることを考えているという。

ちなみに、このタワーの規模は近隣のコミュニティー規模に応じて、柔軟に変更することが可能であり、まずはアリババ本社での大型実験を繰り返すことで、一般向けに導入を検討していく考えのようである。各物流企業において、ドリーンを活用した無人デリバリーが検討されているが、法規制や安全性の問題があり、現段階で一般家庭に直接ドローンが飛来し荷物を届けるというのはなかなかイメージしにくい。こうした公共スペースに設置されたドローンとのドッキングタワーがあれば、ドローンデリバリーを実現する上で、現実味のある解決手段のように思える。今年の618商戦は単に売上規模に注目するだけでなく、こうしたデリバリーをめぐる新しい取り組みにも注目が集まりそうな予感である。ドローンデリバリー実現化への道のりは、もうそう遠くないところまできているのかもしれない。

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