Bytedanceがイギリスのミュージック関連人工知能スタートアップ「Jukedeck」を買収!

ショートムービー配信最大手である中国Bytedanceが、人工知能を活用した音楽生成技術を有するイギリスのスタートアップ企業Jukedeckを買収した。Jukedeckは人工知能を活用しユーザーの好みの音楽を作成する技術を持つ注目スタートアップである。BytedanceのショートムービーとJukedeckの人工知能音楽生成技術の融合は音楽業界を大きく変える可能性がありそうだ。

 

人工知能活用による音楽自動生成時代へ本格突入?

Bytedanceについては今更説明するまでもないが、CBinsightが公表する最新のユニコーンリストでも750億ビリオンUSDの推定時価総額を有し、現在世界最大のユニコーンと称される企業である。

参考記事:

CBInsightが最新ユニコーンリスト(2019)を発表!米中貿易戦争の中で中国のユニコーンシェア率は減少へ!

新BAT時代の幕開けか?アリババ、テンセントに加え新たにバイトダンスのB?


Bytedanceが提供するショートムービーアプリ「TikTok」は海外でも人気があり、アプリダウンロード数は8億回にものぼると言われている。

実は、Bytedanceのビジネス拡大につれ、表面化している問題がショートムービー内に活用される音楽使用に対する著作権の問題である。もちろん、Bytedanceとしては使用した音楽著作権に対する対価は当然支払うべきものであるが、音楽レーベル各社はBytedanceに対しより高いロイヤリティを要求するようになっているとも言われ当事者にとって複雑な問題となっていた。日々無尽蔵に配信されるショートムービーと同時に使用される音楽の著作権管理は、非常に悩ましい問題なのである。

 

Jukedeckの人工知能を活用した音楽生成技術で著作権問題を解決する?

そこでBytedanceが買収先としてターゲットとして目をつけたのが、イギリスを拠点とする人工知能を活用し音楽生成を可能とする注目スタートアップJukedeckである。創業者であり現在CEOであるNewton-Rex(ニュートン-レックス)氏は、かねてより音楽の大衆化を標榜しており、人工知能を活用した音楽作成によって、独自の楽曲はもちろん、ユーザーの好むテンポ、曲の長さ、盛り上がり場所などをカスタマイズで作曲できるという技術を有している。

(画像:JuleDeck公式サイトより、現在(7/25)は買収報道によりコンテンツの閲覧ができない)

Bytedanceとしては、JuleDeckの人工知能技術を活用したオリジナル楽曲をショートムービーに組み入れることで、著作権問題を解決できる可能性があるというわけである。音楽関連に関わるクリエイターにとって、非常に大きなインパクトがありそうな予感である。

人工知能の進化により、伝統的音楽業界に大きなインパクトを与える時代は、すぐそこまで来ていると言えそうだ。

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