BitMain(ビットメイン)に大規模なリストラ!仮想通貨のカリスマ「吴忌寒(ウージハン)」もさようなら?

昨年9月、仮想通貨マイニング最大手のメガコーン企業として香港証券取引所に上場申請したBitMain(ビットメイン)から株式上場承認の朗報は聞こえてこない。それどころか最近の3回に渡るレイオフ報道とともに同社を牽引したカリスマ「吴忌寒(ウージハン)」が別会社を設立するとの噂が聞こえるようになった。明らかに異変ありだ!

BitMain(ビットメイン)に噂される大規模リストラとビジネスモデル再構築!

マイニング最大手として、マイニング事業を展開すると同時に、マイニング機器を販売しメガコーンまで上り詰めたBitMain(ビットメイン)が苦境に喘いでいる。

昨年12月を皮切りに今年1月、2月とすでに3回の従業員リストラが実施され、その規模は全従業員の50-70%にあたるともささやかれている。

仮想通貨相場の低迷とともに、マイニングの採算性が急低迷し、BitMain(ビットメイン)自体も新しいAIチップの製造に事業の中核をシフトしようとしていた矢先の事業リストラである。BitMain(ビットメイン)社が、2018年11月に発売した7nmチップ採用ASIC「AntMinerS15」シリーズも、仮想通貨相場の低迷により50%以上の大幅ディスカウントを余儀なくされ、採算性自体が疑問視されるようになっている。一説では2018年のBitMain(ビットメイン)の年間損失は12億元から15億元にのぼると言われ、錬金術師のように莫大な利益を積み上げたメガコーンの面影は影を潜めている。

2019年1月に公表されたCBinsightによるユニコーンランキングでは、現時点で世界13位のメガコーンとして13ビリオンUSD(日本円で1兆4300億円程度)の時価総額を誇っているが、下方修正される日はそう遠くないかもしれない。

BitMainに関する参考記事:

中国の仮想通貨業界に異常あり!最大プラットフォーム「Huobi(火币)」でアリペイ決済も禁止へ?

ブロックチェーンマイニング最大手「BitMain(ビットメイン)」が香港上場に向け申請書類を提出!

仮想通貨のカリスマ「吴忌寒(ウージハン)」も別会社の事業に専念?

BitMain(ビットメイン)は、2013年に北京で設立された若い会社であるが、ビットコインマイニングシェアの74%を独占する企業である。その成長を創業者として牽引してきたのが、カリスマ「吴忌寒(ウージハン)」である。

最盛期には3000以上の従業員がBitMain(ビットメイン)で働き、研究開発者の月給は月に4-5万元(64万円から80万円)と中国ではかなりの高水準を誇る優良企業であった。しかし、最近、相次いで実施された3度のリストラで、給与水準も30-50%程度下落し、多くの従業員が会社を去る結果となった。

中国メディアでは、カリスマ経営者である吴忌寒(ウージハン)がBitMain(ビットメイン)を離れ新規に会社を設立し新規事業に集中するのではないかといった観測報道も目立ってきている。もしこれが本当になれば、BitMain(ビットメイン)は精神的な主柱を失うこととなり、企業再生を困難にする大きな痛手となることは間違いない。

BitMain(ビットメイン)からの公式発表では、2018年末以降から進められたリストラは、ほぼ一巡し近い将来に新たな動きはないとされ、吴忌寒(ウージハン)がBitMain(ビットメイン)から去ることに関するコメントは何もない。吴忌寒(ウージハン)本人も、こうした報道を否定しているが、にわかに周辺が騒がしくなっていることは間違いない。

中国のマイニング企業周辺が、大きく様変わりし混乱している。BitMain(ビットメイン)を筆頭に、業界2位のCannan(杭州嘉楠耘智)などが、香港証券取引所に上場申請しているが、少なくとも近い将来、上場承認されることはなさそうだ。

参考記事:

マイニング業界で「Avalon Miner」で有名なCanaan社が香港上場へ?!

Facebook
Twitter
Email
Print