ブロックチェーンマイニング最大手「BitMain(ビットメイン)」が香港上場に向け申請書類を提出!

ついにブロックチェーンのマイニング最大手BitMain社が香港取引所に上場申請書類を提出した。公表された申請書類のドラフトでは、仮想通貨の相場が下落する2018年上半期においても前年を上回る売上および純利益を叩き出している。注目を集める株式公開となりそうだ。

 

「BitMain(ビットメイン)」は、役職員含め40歳以上が不在の若い組織!

マイニング機器販売最大手の「BitMain(ビットメイン)」がついに香港証券取引所に上場申請し目論見書のドラフトが一般に公開された。400Pを超えるドラフトであるが、興味深い内容であるので関心のある方は直接ご覧いただきたい。全員が40歳以下の非常に良い若い組織である。

参考資料:BitMain(ビットメイン)目論見書ドラフト(*正式な目論見書でない)

今年に入り、仮想通貨相場が下落しBitMain(ビットメイン)の売上や収益にもネガティブな影響を与えているのではないかと推測されていたが、今回公表されたドラフトでその不安は完全に払拭された形となった。

2018年の上半期(1-6月)の売上は、2,845,467USD(単位1000/日本円で3100億円程度)に達し、2017年通期売上である2,517,719USD(単位1000/同2700億円程度)をわずか半年で上回っているのである。

純利益ベースで見ても、2018年上半期(1-6月)の純利益は952,183USD(単位1000/日本円で1050億円程度)に達しており、これも2017年通期の952,557(単位1000/日本円で1050億円程度)とわずか半年で昨年と同水準を達成しているのである。

これらの財務数値は、BitMain(ビットメイン)に対するネガティブな推測を全て否定するには十分な内容となっているのである。

財務数値は申請書類ドラフトより抜粋

財務数値は申請書類ドラフトより抜粋

 

種類株を用いた香港証券取引所のIPOとしては3社目!「小米」「美団」に続く事例!

注目を集めるBitMain(ビットメイン)社の株式公開であるが、従来の香港証券取引所の上場規則では、上場不可能な事案であり、アメリカなどの海外の証券取引所に上場するしか選択肢がなかった事案である。

Bitmainの創業者であるJihan Wu(ジハン・ウー/吴忌寒)とMicree Zhan(ジャン·カートゥアン/詹克团)の双方が、それぞれBVI(イギリス領ヴァージン諸島)で投資法人を設立し、その法人を通してBitMainの株式を保有しているのである。しかも、種類株を発行しているため従来の香港証券取引所での取り扱いが困難とされていたのである。

申請書類ドラフトより抜粋

しかし、今年4月に香港取引所が種類株を伴う株式公開に道を開いたため、今回のBitMain(ビットメイン)社が上場可能となった。7月に上場した小米、9月に上場された美団に続いて3社目の種類株活用事例の上場となりそうだ。

ちなみに、日本のBitMain(ビットメイン)関連の報道ではJihan Wu(ジハン・ウー/吴忌寒)に関する報道が多いため、Bitmainと言えばジハン·ウーの印象が強いかもしれないが、株式保有割合としてはジハン·ウーは20.25%を保有する第2位株主であり、筆頭株主は36%を保有するもう一人の創業者ジャン·カートゥアンなのである。

参考記事:4月30日香港証券取引所が株式公開基準を緩和!「種類株」を活用した株式公開容認で柔軟化!

今後、香港証券取引所で正式に目論見書が公開され、上場スケジュール、株式の募集価格、発行株数などが決定されることになる。現段階での推定時価総額は2兆円規模に及ぶ可能性があるとも言われ、注目を集めるIPO事例となりそうだ。

香港株式市場の低迷が長引く中起爆剤となるだろうか。

Facebook
Twitter
Email
Print