元祖コンテナ型無人コンビニ「BINGO BOX」が日本進出? 1000店舗目標を掲げるが大苦戦を予想!

昨年の夏頃、中国で一斉風靡したコンテナ型無人コンビニという類型があった。代表格が北京に拠点を置くBONGOBOXである。そのBONGOBOXが北海道を中心に1000店舗の開業を目指すという。AmazonGoに代表されるJustWalkout型無人コンビニが主流となる中で果たしてどうなるか?

 

BINGOBOXが日本進出を発表し、北海道を中心に1000店舗の出店目標!

昨年の夏ごろ、中国初の無人コンビニとして注目を集めたBINGOBOXに聞き覚えがあるだろうか。BINGOBOXは、北京に本社を構える北京缤歌网络科技有限公司が運営する「コンテナ型の無人コンビニ」であり無人コンビニブームを作り上げた無人コンビニである。QRコードを活用して入店管理し、RFIDタグを活用して商品管理、会計および決済を行うことで、無人コンビニブームの先駆けとして注目を集めた。

binguo box unmanned convinent store

実は、昨年注目を集めたBINGOBOXであるが、既に中国国内では苦戦が伝えられている。今年になって役員同士の対立による重要人物の離職や、各地で行政指導による営業停止が相次いでおり、昨年の勢いはない。元従業員からの暴露記事が出回るなど、ネガティブな報道が続いている。昨年の夏には、コンテナ型無人コンビニの領域に投資家からの大量の資金が舞い込み成長産業として注目されたのであるが、今はその面影も無くなってしまった。中国のスタートアップを巡るトレンド変化のスピードは本当に早い。BINGOBOXの公表では、中国国内で500店舗を運営していると伝えられるが、中国国内でBINGOBOXの店舗を見かけることは減ったように思える。今後のビジネスモデルの変換を期待したい。

ところで、ふとBINGOBOXのサイトを眺めていると、あるリリース文書に目が止まった。日本企業と提携し主に北海道で1000店舗を展開するというのである。中国でさえもそれほど店舗数を普及できていないのに、1000店舗とは驚きの内容である。しかも、日本にはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートといった充実のサービスを展開するコンビニが既に数多く存在する。BINGOBOXの日本進出は困難が予想されそうだ。

BINGOBOXオフィシャルサイトWebsiteより

参考WEBSITE(原文中国語):

缤果盒子布局日本(BINGO BOX 日本構想)

無人コンビニの主流は、人工知能を活用した先端テクノロジー型へシフト!

当サイトでは、無人コンビニ、無人リテール、スマートリテールに焦点をあて、多くの情報をお届けしてきたつもりである。昨年夏ごろは、当サイトでもBINGOBOXやWELLGOといったコンテナ型無人コンビニに関する情報発信を行なっていた。しかし、昨年9月ごろからは、中国国内のトレンド変化を察知し、コンテナ型無人コンビニの苦戦を伝えると同時に、それに取って代わる人工知能による画像認証技術を用いた次世代型無人コンビニ類型の台頭に関する話題を多くお伝えている。

既に、昨年秋頃からコンテナ型無人コンビニのブームは終焉し、活用されるテクノジーとしてもRFIDタグから人工知能へと明確なトレンドシフトが発生しているのである。

参考記事:

無人コンビニ「BINGO BOX」が行政指導に直面、9月27日に2店舗クローズ

10/17に京東も「無人コンビニ」参入、主流のRFIDタグから「画像認証」+「重量認証」へのトレンドシフトの兆候か?

「Amazon GO」を超えるのか?9/24無人コンビニ「Take Go」運営企業「Deepblue Tech」が資金調達に成功、手のひら認証だけで買い物が完結

テクノロジー先進国の日本で、既に中国で時代遅れとなりつつあるRFIDタグを活用したコンテナ型無人コンビニを導入する意味合いがあるのだろうか。

AmazonGoを凌駕するような新しい無人コンビニを日本独自のテクノロジーで作り上げ、新しい無人コンビニのあり方を提案して欲しい。BINGOBOXの日本進出の報を聞いて、この一年間で起きた中国の無人コンビニ競争の歴史を振り返ると同時に多くのことを考えさせられた。

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