3月13日アントフィナンシャルがノルウェー通信大手Telenorと共同でパキスタン進出を発表

3月13日アントフィナンシャルからの公式発表によると、ノルウェー通信大手Telenorを戦略パートナーとしてパキスタンへの進出を発表した。現地の決済ツール「EasyPaisa」をグレードアップさせアリペイの普及を目指すようだ。

 

アントフィナンシャルグローバル戦略、次なるターゲットはパキスタン!

当サイトでは、アントフィナンシャルのグローバル戦略について注目している。ご興味のある方は是非過去記事についてもご覧頂けると幸いである。

参考記事:

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アントフィナンシャルからの公式アナウンスによれば、ノルウェー通信大手Telenorのパキスタン法人(TMB =Telenor Microfinance Bank)から45%の株式を譲受け、対価として1億8450万USDを支払いTelenorと戦略的パートナーとして共同でパキスタンにおけるアリペイ普及及びフィンテックサービスの提供に取り組むようだ。

アントフィナンシャルは、3月13日パキスタンの首都イスラマバードにおいて、パキスタン首相であるシャヒード・カカーン・アバシ氏や、中国パキスタン大使、ノルウェーパキスタン大使などと会談し、今後のパキスタンにおけるモバイル決済インフラの構築、包括的な金融フィンテックサービスの提供に尽力すると語り、現在パキスタンで最も認知度のある「EasyPaisa」をベースにアントフィナンシャルが培った技術や経験を加え、パキスタン版アリペイの普及を目指すことで合意した。

Photo from: ant financial

 

パキスタンは人口急増により2050年には世界第4位の巨大国家へ

パキスタンの現在の人口は、1億8800万人で世界第6位となっている。しかし、現在でも出生率が極めて高く、国連の推計によれば2050年までに3億4000人まで人口が増加し、インドネシアやブラジルを抜き去り世界第4位の巨大国家になると推計されている。

さらに、パキスタンのインターネット通信販売大手のDarazが公表している数字によれば、2015年現在では3900万人にすぎないスマホユーザーが2020年までに1億1000万人を超えると予想されている。毎年2桁のスマホユーザー成長を示しているという。数字だけを見ていても魅力的な市場であることが一目瞭然であり、アントフィナンシャルのパキスタン進出は将来を見越した絶好のタイミングであると言えるだろう。

世界銀行が発表する統計では、パキスタン国内で銀行口座を保有する人口はわずか5%にすぎないという。この数字はアントフィナンシャルが既に進出している韓国、香港、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、インドと比較しても極めて低い数字である。

Glotechtrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、アントフィナンシャルが、金融分野が極めて遅れているパキスタンに対してどのように金融インフラを提供して行くのか興味深く見守りたい。