アントフィナンシャルがフィリピン進出、試算では既にゴールドマンサックスを凌駕する時価総額へ!

アントフィナンシャルの海外進出が加速度を増している。10/25日にアントフィナンシャルのフィリピンでのパートナーはフィリピン最大コングロマリット企業アヤラを選定。インドネシアでも第2位のメディア企業Emtekと提携交渉を進展中。

 

  • アントフィナンシャルのフィリピンでのパートナーはフィリピン最大コングロマリット企業アヤラを選定

アントフィナンシャルの海外進出が加速度を増している。10月25日にはアントフィナンシャルのCEO Eric Jing(井賢棟)氏が、アリババ創業者のジャック・マーと共にフィリピンを訪問し、フィリピン最大のコグロマリットグループであるアヤラ・コーポレーションと提携を発表した。アヤラ・コープレーションとは、一等地でショッピングモールを展開する1834年創業のフィリピン最古、最大のコングロマリット企業であり、アントフィナンシャルは最高のパートナーを手にいれたこととなる。

GCASH Phillipi mynt

その他、その配下である通信最大手不動産大手フィリピンの通信大手グルーブテレコム、Gcashという決済サービスを展開するフィンテック企業であるMyntの2社を含め、合わせてフィリピン企業3社と共同で業務提携に調印した。フィリピンでのアリペイビジネス(名称未定)を今後共に拡大していく方向で合意なされフィリピンでのアリペイ事業拡大に大きな展開が予想される。

アントフィナンシャルCEOの Eric Jing(井賢棟)氏は、「この数カ月、Myntと共同でMyntが展開するGcashを活用したQRコードでの決済の共同研究を行った。将来は、中国の5.2億人のアリペイユーザーがフィリンピンでそのままアリペイを活用できることを実現する。」と語っている。

合わせて、アリババの創業者であるジャック・マーは、大統領官邸を訪れフィリピン大統領「ロドリゴ・ドゥテルテ」氏にも面談した。彼は、世界中で民間企業の創業者を超越した活動を行なっており、中国の外務大臣以上の働きで、中国外交の鍵を担う人物と言えるだろう。

ジャック・マーはその後フィリピンの大学ランキング3位に数えられるDe La Slle Universityを訪問し、演説を行い栄誉テクノロジー創業理学博士号を授与された。講演の中で、ジャック・マーは、科学技術の発展がフィリンピンのキャッシュレス社会化を促進すると語っている。

 

  • アントフィナンシャルの海外進出の快進撃

東南アジアでは、既にアリペイの看板を至るところに目にするようになった。

とりわけ、タイ、マレーシア、インドではアリペイの普及は加速度を増している。今回のフィリピンの提携でフィリピンにもアリペイの普及が加速度を増すことになるだろう。アントフィナンシャルはインドネシアのメディア企業として第2位の地位を占めるEmtekとの提携交渉が大詰めを迎えており、インドネシアにもアリペイが進出するのは時間の問題である。東南アジアでは、アリペイの影響が日に日に濃くなっていることを実感せざるを得ない。

 

  • ついにゴールドマンサックスを超えた?アンドフィナンシャルの時価総額 

アントフィナンシャルは、中国国内で5.2億人のアリペイユーザーを抱え、さらにアメリカのMoneyGramや、タイのAscend、マレーシアのCIMB銀行、韓国のKakao Payなど次々と海外進出を仕掛けている。進出先の国と地域は、既に200を超え20以上の通貨をサポートしている。

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2017年9月末に発表されたクレディ・リヨネ証券(仏)のアナリストElinor Leung氏の試算によると、アントフィナンシャルの時価総額は750億USDを超える規模になるという。投資銀行界で揺るぎない地位を占めるゴールドマンサックス証券の708.7億USDの価値を凌駕するというのだから、どれほどのインパクトを世界に引き起こしているのかご理解いただけるだろう。


    

           

来年は、いよいよアントフィナンシャルが上場されると噂されている。世界最大のフィンテック企業が、どのような評価になるのか大変興味深い。アリババの時価総額を含めて注目したい。そろそろ日本勢の反撃にも期待したいところである。