アントフィナンシャルが2017年と噂されていた上場計画を再び延期か?クアラルンプール滞在中のジャック・マーが上場延期を示唆 

またしてもアントフィナンシャルの上場計画が延期のようだ。11月3日eWTPのためにマレーシアを訪問していたアリババのジャック・マーが世界最大のフィンテック企業アントフィナンシャルの上場計画の白紙を示唆。2年後に再考慮へ。

 

⌈ マレーシア訪問中のジャック・マー氏が今後二年間の上場予定空白を示唆⌋

アリババのジャック・マーは、マレーシアのクアラルンプールを訪れ、マレーシアのナジブ首相と共に式典に参加し、eWTP=Electronic World Trade Platformという世界中を対象とする電子商取引プラットフォームをスタートさせた。今後は、アリババの電子商取引は、ますますグローバルを対象とする取引を拡大していくこととなる。

 

⌈アントフィナンシャルの上場延期を示唆⌋

eWTPのためにクアラルンプールを訪問中のジャック・マー氏がアントフィナンシャルの上場に関する質問に以下のように回答した。

「アントフィナンシャルは、今度二年間どこの市場へ上場するかのかを含め上場計画が白紙である。2年後に考慮すべきことである。」

アントフィナンシャルの上場は、過去に何度も上場延期を繰り返していたが、投資家の間ではいよいよ2017年にアントフィナンシャルが上場されるというのがもっぱらの期待であった。しかし、この期待は萎み又しても上場延期ということになりそうだ。

 

⌈Wall Street Journal のアントフィナンシャルの上場延期観測記事⌋

実は、ジャック・マーのコメントに先立って10/27日のWall Street Journal香港版のインタビュー記事において、アントフィナンシャルのインターナショナル事業部長であるDouglas Feagin氏が、IPOはアントフィナンシャルにとって現在最も重要な事項ではないとコメントを残していた。

2016年にアントフィナンシャルは、45億USDに及ぶ巨額の資金調達に成功しており、現段階ではIPOが最重要事項ではく、スピードを持ってアリペイの普及と顔認証やAIなどのテクノロジー研究に注力していくときであると述べている。

ちなみにインターナショナル事業部長であるDouglas Feagin氏はゴールドマンサックス証券において、20年ほどの勤務経験を有し金融について知り尽くした上場担当者と言える。

さて、インターナショナル事業部長であるDouglas Feagin氏とジャック・マー氏の双方が、アントフィナンシャルの早期上場に対して、否定的なコメントを寄せたことで、アントフィナンシャルの上場延期は確定的な事項となったと言える。アントフィナンシャルの上場を心待ちにしている投資家にとっては、残念なニュースである。

 

GltoechTrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今後も引き続き注目フィンテック企業のIPOに注目していく予定である。

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