人工知能を活用したAnswerTea(答案茶)が大ブーム!オリジナルのアイデアは東野圭吾原作の日本映画?

AnswerTea(問答茶)というミルクティー屋が大ブームである。ユーザーはドリンクを注文するときに同時に質問を紙に書く。人工知能は質問を認証しトンチの効いた回答を返し、ドリンク表面に3Dプリンタで回答を印刷。なんとこれがTikTokの動画と融合し大ヒット!

 

緩やかな人工知能の産業への応用事例!

お堅く人工知能の発展を考えている人々にとっては、足元をすくわれるような人工知能事例が登場した。AnswerTea(問答茶)は、2018年1月に中国河南省鄭州で設立されたミルクティースタンドを運営する企業だ。ご存知のように、中国には、街のいたるところにお持ち帰りのミルクティー屋(ドリンクスタンド)があり、ドリンクのお持ち帰り文化が全国民に浸透している。

AnswerTea(問答茶)の仕組みは至って簡単だ。ユーザーは、店舗を訪問し、ドリンクをオーダーする時に、注文と同時に、紙に手書きで1つ質問を記載する。手書きで書かれた質問を、人工知能を活用した認証機能が解読し、キーワードから気の利いた回答を人工知能が導き出すというわけだ。しかも、人工知能が導き出した回答は、ドリンクの表面に3Dプリンタで刻印し蓋をしてユーザーに提供される。ユーザーは、蓋を開けて人工知能がどんな回答をしてくれているか、ワクワクして眺めるという仕組みだ。単なるミルクティーにエンターテーメント要素が加わった形である。

 

 

ミルクティ+人工知能+ショートムービー!「TikTok」と相性抜群!

これだけ聞いただけでは、どこが面白いのだろうとお思いになる方も多いかもしれない。しかし、これに最もマッチするのがTikTokに代表されるショートムービーなのである。例えば、TikTokではこんな映像が映し出されている。若い女性がオーダーする時、「私の彼氏と浮気しているのは誰」?と質問する。それに対して人工知能は、「あたなのベストフレンドが知っているよ!」と回答し、暗にベストフレンドと浮気していることをほのめかす。一緒に注文している女友達同士で、顔を眺め合い悲鳴をあげるというわけだ。こうしたエンタメ要素を加味したショートムービーが、TikTokを通じて広くシェアされていくのである。

つまり、AnswerTea(問答茶)は、ミルクティーショップという基本ビジネスに、人工知能とソーシャルメディアを融合することで、新しいビジネスモデルを構築しようとしているのである。「ミルクティ+人工知能+ソーシャル」という新しいモデルは、色々な分野で応用できそうな気配である。

AnswerTea(問答茶)は、既に中国本土で抜群の知名度を誇るのはもちろんだが、香港、台湾にも移入され、東南アジアのシンガポールでも店舗展開されている。近日中に、マレーシアでの開業も予定されているから、如何に影響が大きいかお判りいただけるだろう。既に合計店舗数は400店舗を超え中華圏を中心に大ブームを巻き起こしているのである。

 

実は、AnswerTea(問答茶)の原点は日本映画?ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)

実は、このビジネスモデルは、東野圭吾原作の日本映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」からアイデアが考案されているのだという。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、東野圭吾としては珍しいジャンルの作品であり、話題をあつめベストセラーになったことも記憶に新しい。時空を超えた悩み相談が展開されるタイムトラベルファンタジーであり映画化もされている。昨年には、香港・中国・日本合作で中国版も製作され、中国国内で2017年12月29日から公開され大ヒットしたのである。

実は、AnswerTea(問答茶)のビジネスアイデアは、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」に刺激を受けて思いついたと言われている。映画では主人公が時空を超えた悩み事の相談に乗ることで奇想天外な物語が展開されているが、AnswerTea(問答茶)では、人工知能が人々の悩みや質問に回答するという設定なのである。

AnswerTea(問答茶)の原点は、東野圭吾原作の日本映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」にあるというのだから、なんとも意外である。日本国内には、創造的なアイデアに富んだ面白いアイデアがたくさんあるようだ。

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