上海の地下鉄乗車にもアリペイによる直接モバイル決済導入!

上海の地下鉄には「Metro大都会」という便利なモバイル決済アプリが存在する。上海住人にとってこのアプリは快適だが、実は他の都市から上海を訪問する人にとって、インストールの手間もあり煩雑である。ようやくアリペイを活用した直接モバイル決済が実現した。

 

便利な地下鉄乗車決済アプリ「Metro大都会」とは!

上海住民にとってお馴染みのアプリが「Metro大都会」である。アプリをダウンロードし最初に決済手段とバウンドすれば、その後はこのアプリを活用して、地下鉄の改札口でQRコードをスキャンするだけでモバイル決済される。いちいち地下鉄のチケット購入する手間が省け、上海ライフを楽しむためには、不可欠なアプリである。筆者もスマホにインストールしており、上海滞在時には、必ず使用する重要アプリで、モバイル決済以外にも地下鉄の待ち時間や乗り換え情報を確認するのに大変重宝している。

 

杭州ではアリペイがそのまま地下鉄の乗車時に活用できる!

上海人のインフラとなっている「Metro大都会」であるが一見大変便利なように見えて、実は他の都市から上海を訪問する人々にとっては面倒臭いのも事実である。いちいち上海滞在時のためだけにアプリをダウンロードし、決済ツールを結合しアプリを有効化しなければならないのは本当に馬鹿らしい。

実は、アントフィナンシャルのお膝元である「杭州」では、地下鉄の乗車のためだけの「Metro大都会」のような独立アプリは存在しない。理由は、アリペイアプリを活用してそのまま地下鉄乗車が可能となっているからである。いちいち、地下鉄乗車のためだけに、独立アプリをダウンロードするのは杭州人にとっては、ちょっと古めかしい印象に思えてしまうのである。

杭州から上海まで新幹線移動し、上海虹橋駅で降車し上海の地下鉄に乗ろうとすると、杭州の人間はアリペイで地下鉄に乗車しようとして初めてそこでアリペイから地下鉄に乗車できないことに気がつく。駅員に尋ねても、アリペイは地下鉄改札口で使用できないから「Metro大都会」をダウンロードして有効化するか、乗車券の自販機ならアリペイ決済できるので自販機まで戻りチケットを買うように指示されるのである。モバイル決済を使って券売機に並ぶならわざわざキャッシュレス決済にする意味がないように思えてしまう。

 

上海や寧波でもアリペイを活用して地下鉄乗車が可能に!

そんな煩雑な問題がいよいよ解決される時がやってきた。

アントフィナンシャルからアナウンスがあり、上海や寧波といった別の都市でもアリペイを活用し地下鉄改札口でスキャンするだけで、地下鉄に乗車が可能となったのである。都市ごとに異なっていたキャッシュレス決済の企画が統一されるような動きが始まったのである。

今後、上海の人々は「Metro大都会」を活用し続けるのかそれともアリペイから直接モバイル決済するのか、今後の動向が興味深い。

一方、日本の状況を見てみると交通系ICカードの全国相互サービスはかなり古くから実現している。例えば、「Suica」と「ICOCA」の I C カード乗車券としての相互利用は 2004年8月1日から実施されているし、現在では11団体が発行する10種類のカードについて、乗車機能や電子マネー機能が相互利用することが可能となっている。都市間を超越した交通決済手段があるという点では、日本のキャッシュレス社会が中国よりも進んでいると言えるのかもしれない。

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