中国のキャッシュレス社会ではついに刑務所でもアリペイ「獄付宝(PrisonPay)」が活用!

1/14、アントフィナンシャルは北京刑務所において受刑者たちの口座管理システム「獄付宝(PrisonPay)」を立ち上げた。親族から刑務所に服役している受刑者への送金や受刑者の刑務所内の残高管理を可能とする。毎月1000元(16000円程度)を利用限度として、最大で5000元(8万円)まで管理できるようだ。

 

アントフィナンシャルが北京刑務所に「獄付宝(PrisonPay)」を提供し受刑者もキャッシュレス対応へ!

常に新しい分野を開拓しているアントフィナンシャルであるが、1/14ついに北京刑務所内において受刑者たちがアリペイを活用することを可能とするプラットフォームを立ち上げた。

アントフィナンシャルは、北京刑務所の管理局と協力し、受刑者たちのための包括的口座管理システムを構築し、受刑者の親族からの送金や残高管理を実現したという。

(写真はGloTechTrends提供)

中国の刑務所では、食事や日用品は無料で支給され、日本と同様に刑務所内の刑務作業に従事する受刑者には労働対価報酬も支払われる。しかし、その労働対価報酬は無料に等しいほど低く、受刑者たちが刑務所内の売店で日用品を購入するためには、親族からの金銭の差し入れに依存するしかない。

従前、親族が金銭の差し入れをする場合、親族が直接刑務所に赴き煩雑な手続きを行う必要があった。だが、アントフィナンシャルが提供する「獄付宝(PrisonPay)」のプラットフォームを活用することで、受刑者の親族はスマホから北京刑務所内の包括管理口座に送金するだけで、受刑者に送金できる仕組みが構築された。

今後は、アントフィナンシャルが提供する「獄付宝(PrisonPay)」を活用することで、毎月1000元(日本円で16000程度)を送金上限として受刑者は最高残高5000元(日本円で8万円程度)まで維持できるようになる。

 

「獄付宝(PrisonPay)」は刑務所内のオンラインショッピングや医療にも活用!

「獄付宝(PrisonPay)」の仕組みは、通常のアリペイの仕組みと同様のレベルに達しているようだが、北京刑務所内でどこまで受刑者に解放するかは今後の運用に委ねられる。仕組みの上では、オンラインショッピングや医療サービスの支払いにも対応した仕組みが構築されているようだ。

(写真はGloTechTrends提供)

「獄付宝(PrisonPay)」はあくまで北京刑務所の管理局が管理する包括口座であり、受刑者がスマホを持って自由にQRコード決済を行うという性質のものではないので留意してほしい。

アントフィナンシャルが提供するキャッシュレス社会の仕組みが、北京の刑務所内でも活用される点で、大変興味深い話である。かつて、受刑者に金銭を渡すために刑務所を毎回訪問していた囚人の親族にとっては、非常にありがたいキャッシュレス社会の進化だと言えそうだ。

Facebook
Twitter
Email
Print