アリペイ「Overseas Taxi」活用で中国人旅行者はGrabなどの現地ライドシェアを簡単に利用可能!

6/10、中国人の海外旅行者が海外で現地ライドシェアを簡単に活用できるサービスが開始された。サービス名は、「Overseas Taxi (境外打車)ミニプログラム」であり、このサービスを活用すれば、例えばシンガポールを訪問した中国人観光客は、空港からアリペイから「Overseas Taxi (境外打車)」にアクセスするだけでライドシェア「Grab」を活用できる!

 

アリペイが10カ国で「Overseas Taxi (境外打車)」を同時スタート!

6/10、アリペイを運営するアントフィナンシャルは、海外旅行に出かける中国人に狙いを定めたミニプログラム(小程序) 「Overseas Taxi (境外打車)」のサービスを開始した。

このサービスを活用すれば、中国人観光客は現地のライドシェアアプリをダウンロードする必要もなく、普段慣れ親しんでいるアリペイから直接現地ライドシェアサービスを活用することが可能となる。

しかも、「Overseas Taxi (境外打車)」に表示される現地地図は中国語表示に修正されており、ドライバーとの会話も人工知能を活用した翻訳チャットアプリで行う。もちろん、翻訳の正確さには疑問が残るものの、中国人観光客が、現地の言葉を話す必要もなく中国語だけで現地のライドシェアサービスを利用することができるという意味では、斬新なサービス内容である。決済方法は、普段のアリペイ決済で活用している方法、例えば中国の銀行から中国元で即時引き落とすなどで対応することが選択可能なので、いちいち現地通貨のキャッシュ用意する必要も全くないのである。

 

中国スーパーアプリ「アリペイ」と東南アジアスーパーアプリ「Grab」が接続!

6/10の時点で、Overseas Taxi (境外打車)のサービスが活用できる国は10カ国となっており、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンなどの東南アジアに加えて、アメリカ、オーストラリア、イギリスなども含まれている。アリペイから接続可能となったライドシェアサービスは、東南アジア最大のライドシェアである「Grab」を筆頭に、アメリカの「Lyft」、イスラエルの「Gett」、エストニアの「Taxify」など有名な企業が名前を連ねた。

アントフィナンシャル広報の話によれば、年内までに20カ国、100都市以上でOverseas Taxi (境外打車)のサービス開始を予定しているという。

(写真:チャンギ空港よりオーチャードまでのライドシェア検索・GloTechTrends独自撮影)

アリババグループは、アントフィナンシャルや旅行部門を統括する飛豚(Fliggy)を中心に中国人の海外旅行のあり方に大きな変化をもたらそうと、斬新的なサービスを次々と誕生させている。

今回の事例も、中国のスーパーアプリである「アリペイ」と、東南アジアのスーパーアプリである「Grab」がミニプログラム(小程序)だけで相互接続出来るようになったという意味では、非常に大きなトレンド変化であり、今後の多くのテクノロジー変化に影響を与えそうなニュースである。

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