【キャッシュレス社会の衝撃】アリペイ(アントフィナンシャル)のマレーシア展開、CIMBの子会社Touch ‘n Goがアリペイと提携|マレーシア

2017年7月24日アリペイ(アントフィナンシャル)がマレーシアでも提携先を明確にした。アリペイが、マレーシアで提携先として選んだのは、CIMB銀行の子会社Touch ‘n Goだ。発行数1900万、同国では知名度抜群のカードである。

 

  •  CIMBの子会社であるTouch’n Goがアリペイ(アントフィナンシャル)と一緒に「e-wallet事業」に本格参入

マレーシアではMaybankに次ぐ資産残高を誇る大手銀行のCIMB。その子会社である「Touch ‘n Go」は、マレーシアでは知らない人がいないプリペイド式の決済カードである。既に1900万枚を発行し、マレーシアの高速道路や、ありとあらゆる駐車場でこのカードは活用されている。人口3000万人弱のマレーシアでは、大人ならほぼ全員が保有しいてると言っても過言ではない。ガソリンスタンドやコンビニで前払いチャージし、高速道路や駐車場で支払う時に、タッチだけで清算されるという旧来型のよくあるカードである。

CIMB Group Holdings Bhdの子会社であるTouch’n Goは、アリペイ(アントフィナンシャル)が中国やインドで成功した技術や経験を用いて、マレーシアでも「e-wallet事業」を開始する予定だ。このサービスが開始されると、Touch’n Goのカードが進化しマレーシアの一般的な現金支払いが、根底的に覆され、キャッシュレス社会へ急速に移行する可能性を秘めている。インドで、アリペイがPaytmと提携し、大成功を遂げた事例を思い起こさずにはいられない。

参考記事:【キャッシュレス社会の衝撃】 Paytmがインドのキャッシュレス社会の実現を加速!

 

  • マレーシア首相ナジブとアリババ創業者ジャック・マーの親密な関係。

中国のネット取引大手のアリババの創業者、ジャック・マーは、既にマレーシアの現首相のナジブ首相と懇意であり、マレーシアのデジタル経済推進担当の政府顧問に就任し、同国のデジタル化の旗振り役を担っている。

アリババは、今年初めにもマレーシアにネット通販拠点を設置することを発表しており既にネット通販でもマレーシアへ進出することを決定している。今回のアリペイの進出でネット通販+電子決済というアリババの得意中の得意の戦略をマレーシアでも展開することが決定的となった。

アリペイ(アントフィナンシャル)がCIMBの子会社Touch ‘n Goと提携を発表したことにより、アリペイのマレーシアでのパートナー金融機関は、CIMBになることがほぼ確定した。今後、アリペイがマレーシアで展開する「e-wallet事業」では、CIMB銀行がライセンス取得などをサポートしていくことなるのであろう。マレーシアでも、中国型のキャッシュレス社会が一気に普及する予感だ。