天猫ダブルイレブンでアリババクラウド開発のAIチャットボット「阿里小蜜(アリシャオミー)」が大活躍! 

天猫ダブルイレブンにおいて、今年もアリババクラウドが提供する「阿里小蜜(アリシャオミー)」が大活躍した。タオバオ(Taobao)および天猫(Tmall)におけるオンラインからの顧客問合わせの97%をAIチャットボットである阿里小蜜(アリシャオミー)が処理したという。既に21カ国語に自動翻訳できる驚異のツールとなっており、今年の天猫ダブルイレブンでは約16億6,000万回の翻訳機会が記録され、2,000億語以上の単語が中国語から他言語に翻訳された。

 

アリババクラウドが提供するAIチャットボット「阿里小蜜(アリシャオミー)」とは?

2019年の天猫ダブルイレブンは、2684億元(日本円で4兆1602億円)と驚異的な売上を記録した。

 

参考記事:

2019年アリババの天猫ダブルイレブン(独身の日)重要トレンド 【まとめ】

その記録的な売上を、黒子として支えたのが人工知能搭載型AIチャットボット「阿里小蜜(アリシャオミー)」の存在である。阿里小蜜(アリシャオミー)の開発を担当しているのは、アリババグループにおいてテクノロジーバックボーンを担うアリババクラウドである。「阿里小蜜(アリシャオミー)」が、最初にリリースされたのは、2015年7月24日であるから、既にアリババのEコマース事業を4年以上に渡りサポートしているAIチャットボットなのである。ここ数年は、アリババグループの最先端テクノロジー研究所であるDAMOアカデミー(阿里巴巴達摩院)から機械学習技術も導入されており、AIチャットボットとしての性能がさらに向上しているようだ。

 

中国Eコマース領域の格言「黄金の6秒間を逃すな!」

中国のEコマースショッピングでは、ユーザーはちょっとした疑問でもすぐにチャットツールを活用して頻繁に店舗に問い合わせを行うことは有名である。以前は、阿里旺旺(アリワンワン)という有人同時の対話型チャットツールが一般的に活用されており、ユーザーが店舗に問い合わせを行えば、画面に張り付いている有人スタッフが即返事をするというのが一般的であった。中国Eコマースには、「黄金の6秒間を逃すな!」と言われる格言があり、これはユーザーがチャットで店舗側に問い合わせをしてから6秒以内に返事をしないと他店へ逃げてしまうということを意味している。ユーザーからの質問は深夜の時間帯でもひっきりなしに店舗側に届くため、黄金の6秒間を逃さないために、店舗側は不眠不休の対応を迫られるのである。

しかし、実際に人間がユーザーの質問に6秒以内で回答するというのは現実的ではない。黄金の6秒間を逃さないために、AIチャットボットを活用して開発されたのが阿里小蜜(アリシャオミー)というわけなのである。実際のところEコマースにおける質問は、問い合わせの80%が定型的な質問が反復されて行われるというデータ検証もあり、現時点でにおける、人工知能が対応できる技術達成レベルとも非常にうまく融合する領域だったのである。

阿里小蜜(アリシャオミー)は、2015年にリリースされてからアリババのEコマース領域で大活躍を続けており、今年のダブルイレブンでは阿里小蜜(アリシャオミー)によるAIアシスタント機能によって、アリババのEコマースプラットフォームに出店する数十万社の小売事業者が助けられたという。今年のダブルイレブンで注目を集めた網紅(ワンホン)によるライブ動画配信の際も、同時にユーザーが行う質問に対して、阿里小蜜(アリシャオミー)が並行して回答するという光景も日常的に見られたのである。

現在、阿里小蜜(アリシャオミー)は、英語、ロシア語、スペイン語、トルコ語、フランス語、アラビア語を始め21カ国語に自動的に翻訳できるため、欧米やアジア、中東のバイヤーなど国境を超えた売り手と買い手の間のコミュニケーションツールとしても広範囲に対応力を有している。

天猫ダブルイレブンでは、アリババグループが開発するテクノロジーが随所に散りばめられており、テクノロジーの進化を実感するイベントとしても非常に楽しめるのである。

Facebook
Twitter
Email
Print