アリババとテンセントのスタートアップ投資のスタイル比較【まとめ】

中国ユニコーン企業の中でBATから投資を受け入れている企業は50.8%にものぼる。評価規模100億usd超の巨大ユニコーン企業となると11社のうち10社がBATと資本関係を有する。アリババとテンセントの投資スタンスの差異を比較しリスト化した。

 

アリババ、テンセントから資本を受け入れることが成長の近道か?

続々と中国で新ユニコーン企業が誕生している。6/19にフォーブス中国版発表した「中国イノベーション企業TOP50社」のリストに登場したCambricon(寒武紀科技)という企業も最近ユニコーン入りを果たした企業である。

フォーブス中国版が中国イノベーション企業TOP50を発表!

Cambricon(寒武紀科技)は、人工知能チップを開発するユニークなスタートアップであるが6/21日にアリババ含め数社から数億usd規模のBラウンドファイナンスを行い、その推定時価総額を一気に25億usd規模(日本円で2800億円程度)にまで増大させユニコーン入りを果たした。事情内容については後日改めてレポートすることにしたい。

中国では、こうした形でアリババ、テンセント、百度といったBAT企業から資本を受け入れることで、その評価額が急激に上昇するケースが頻繁に起こっている。

 

アリババとテンセントの投資スタンスの違い 【まとめ】

実は、中国ユニコーン企業の50.8%がBATとの直接的または間接的な株式関係を有している。しかも、評価規模100億USDを超える超大型ユニコーンとなると、合計11社のうち10社がBATとの関係性を有し約9割にのぼる。BAT資本を受け入れていない唯一の巨大ユニコーンはDJIだけというのだから、中国ではBAT資本が如何に重要か理解して頂けるであろう。

単位は億USD(出典元:IT橘子、『財経』記者による整理)

 

さて、BATの資本といってもどうやらその投資スタンスに大きな違いがあるようだ。とりわけBATの中でアリババとテンセントのスタートアップ投資に対するスタンスは、真逆と言えるほどの違いがあり中国のスタートアップ業界でも度々議論のテーマとして取り上げられる。以下に、アリババとテンセントの投資スタンスの違いをまとめてみた。アリババやテンセントからの出資受入を検討している方は是非参考にしていただきたい。

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