2017アリババ雲栖大会シリーズ 第2回:「スマートレストラン」登場!まるで「食い逃げ」を楽しむ感覚で決済完了。

今年もアリババ雲栖大会は驚きに満ちている。10月12日には「スマートレストラン」が登場。ウェイトレス無人化に加えて顔認証やアリペイ決済、AR技術を加えたスマートテーブルなどの技術を活用し「スマートレストラン」が現実のものとなった。

 

  • もう中国で「フーウーユェン!!!」と、従業員を大声で呼ぶ時代は急速に終わりを告げる

昨年のアリババのテクノロジーの祭典「雲栖大会」は、「ニューリテール戦略」が登場し話題をさらった。一年が経過した現在アリババのニューリテール戦略は中国に急速な勢いで浸透しつつある。この場で発表されたビジネスはアリババが最速のスピードを持って展開されることになる。

初日には、アリババが研究機関を世界規模で展開する話が発表された。

参考記事:2017雲栖大会シリーズ(1):アリババがDAMOアカデミー (达摩院)と言う研究機関を世界7カ所で設立、3年間で1000億元を投資。

開催中の夜間には「TECH GO」と称してARで映し出された自分自身を投影したペースメーカーを追いかけながら皆で楽しくジョギングを楽しんだり、有名歌手がエンタメを行ったり昼夜を通じて大盛況のイベントとなっている。

さて、どうやら今年「雲栖大会」の目玉が10月12日に発表されたようだ。その名も「ニューレストラン戦略」と称し、新しいレストランの姿を提示しようとする試みである。アントフィナンシャルとアリババのARチームが共同で開発を担っている。

alibaba smart restaurant

まずは、発表されたプロモーションビデオに翻訳及び解説を加えたので是非ご覧いただきたい。

ウェイトレスの無人化を加速し、同時に顔認証技術とアリペイ決済で支払プロセスを無感決済化(自動決済)させる。つまりお客さんは、食べた後に席を立って立ち去るだけ。行動だけを見れば「食い逃げ」と同じであるが、アリペイから自動的に決済されるのである。

smart restaurant gesture recognition order

smart restaurant gesture order

smart restaurant alipay auto payment

注文や細かな味の好みは、スマートテーブルに用意されたユーザーインターフェースを重視したARタッチスクリーンで行うことができる。もし操作に困ったり必要な場合があれば、ウェイトレス呼び出しボタンを押せば、ウェイトレスも駆けつけてくれる。

おそらく「雲栖大会」の場でアリババがこれを発表したということは、過去の事例からしてもアリババは最速のスピードを持ってこのビジネスモデルを実現してくるだろう。数ヶ月のうちに一般レストランに導入されユーザーはこの仕組みを楽しめるはずである。「ニューレストラン戦略」を実現するスマートレストランは、未来の理想を語っているわけではなくすごく身近な現在の話なのである。

 

  • 顔認証で個人を特定しアリペイで決済

スマートレストランの仕組みを説明したい。最初にお客さんはレストラン入り口で、スマホでQRコードをスキャンする。同時に顔認証を通じて身分を特定し、アリペイと紐づけられることとなる。座席に案内された後は一切スマホを使用する必要はない。

座席に着けばスマートテーブルからAR技術を活用したスマートメニューが立ち上がり、友人と一緒にスクリーンを見ながらオーダーすることができる。スクリーンを複数のユーザーで同時使用することも対応しているとう。オーダーを確定する前に料理の味覚について唐辛子の量や甘さなどの調整も指定することも可能だという。

食べ終われば、飲食したものとスクリーンの表示が間違っていないかを確認し、間違いがなければ確定ボタンを押せば良い。後は店外に出れば自動的にアリペイから飲食代金が引き落とされるのである。知らない人が見ていたらまさしく「食い逃げ犯」と誤解してしまうであろう。

実は、ユーザーがオーダする際の注文や味覚の指定に関するビッグデータは次のニューレストラン戦略へ繋がっていくという。ビッグデータがあればなんでも出来る。このユーザーの食の嗜好や味覚に関するビッグデータを活用して、どんな未来が展開するのであろうか?アリババの進化は今後も止まりそうもない。

 

GlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、14日まで開催中のアリババのテクノロジーの祭典「雲栖大会」を閉会まで見守り、皆様に情報をお届けすることにしたい。