ここに来て、アリババが急激に株価を上昇させアリババとアマゾンが時価総額が53兆円規模で均衡する展開となっている。アリババがアマゾンを抜き去る日が刻一刻と迫って来ている。我々は頭を切り替えて中国企業により注目する必要がある。
アリババがアマゾンを時価総額で抜き去る日は近い
7月末時点の世界の時価総額ランキングでアリババが世界第7位53兆円規模。アマゾンが第5位で53兆円であるとレポートした。アリババは、現時点で6位のバークシャー・ハサウェイを抜き去り6位に躍り出ている。
参考記事:アリババとテンセントの証券市場における位置づけ、時価総額ランキング
ここに来て、アリババは一気に株価上昇トレンに入り時価総額を53兆円規模に高めアマゾンに均衡している。一時的にアリババがアマゾンを抜き去っている日も既に何日か存在している。
アリババの株価は、10月10日の引け時点で183.12USD。時価総額は4689.98億ドル。日本円の時価総額は52兆7000億円。
アマゾンの株価は、10月10日の引け時点で987.20USD。時価総額は4742.31億ドル。日本円の時価総額は、53兆3000億円。
アリババとアマゾンの時価総額推移の比較チャート
今年の時価総額騰落率の推移
現在のIT企業時価総額は、とりわけ人工知能や将来技術力や保有する特許などの将来価値を現在価値に割り引いて推し量る側面が強い傾向がある。グローバルのテクノロジー競争の中で、アリババが時価総額を急速に高めている意味を我々は理解しなければならない。
GlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今後もアリババを始め中国IT企業の動向を中心に世界のITトレンドをみなさまにご報告していく予定である。
これからの時代は、中国IT企業を見下していては日本の世界における立ち位置を大きく見誤る可能性が高い。中国で何が起きているのか?その中国企業のテクノロジーがどの国にインパクトを与えているのか?テクノロジーが世界を急速に変える時代となった今、日本のビジネスマンにも中国のIT事情は必ず押さえておくべき問題となってしまったようだ。
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