アリババの次なる狙いは住宅メンテナンスのデジタル化!アリババエコシステムの拡大は続く!

3/18、アリババは、河南省に拠点を構える住宅メンテナンス企業「匠多多(ジャンドゥドゥ)」に出資し20%の株式を有する大株主となった。匠多多(ジャンドゥドゥ)は、住宅の照明交換など、住宅メンテナンス分野での有名企業である。アリババはこの分野にもデジタル化を仕掛けようとしている!

 

アリババは、各方面でデジタル化を推進しエコシステム巨大化!

アリババが、もはや単なるEコマース企業では説明がつかないのは周知の事実である。アリババは、2017年から小売業のアップグレードを大規模に展開し、中国全土にニューリテールブーム(新しい小売)を巻き起こし、小売業の大規模なデジタラーゼーションを推進している。さらに、2018年からは製造業に狙いを定め、ニューマニュファクチュア(新しい製造業)のコンセプトのもとに、製造業のデジタライゼーションに取り組んでいることは、以前もご報告している。

参考記事:

【アリババニューリテール戦略の全貌】最終回 ニューリテール戦略の狙いとは?中間まとめ

【雲栖大会(The Computing Conference)】探訪記①:2018年はニューマニュファクチュア(新しい製造業)元年になるか

さて、大規模な業界全体のアップグレードに取り組むアリババであるが、実はそれ以外にも、地味に伝統的産業にデジタライーゼーションを推進している。

 

アリババのエコシステム拡大は照明交換分野まで及ぶ!

3/18、アリババは、河南省に拠点を構える住宅メンテナンス企業「匠多多(ジャンドゥドゥ)」の20%を有する大株主に躍り出たわけであるが、この会社を調べてみると非常にユニークな企業であることがわかる。

業務範囲には、住宅の照明交換、住宅内の温暖設備の設置、トイレ便座の交換(ウォシュレット形式含む)、エアコンのクリーニング、スマートロックの装着などが含まれる。既にアリババは、既に住宅家具やリノベーション関連としては、中国家具販売大手「居然之家(EASYHOME)」と提携しニューリテール戦略を推し進めているが、住宅家具を販売しリノベーションした後の住宅メンテナンスの分野は手付かずの領域だったのである。住宅メンテナンス分野にも、デジタライゼーションを仕掛けようというのが今回の狙いなのである。

参考記事:

大塚家具が中国家具販売大手「居然之家(EASYHOME)」と業務提携で合意!

 

デジタル化推進により、いつ照明を交換するのか瞬時にわかる?

匠多多(ジャンドゥドゥ)は、中国の304都市をカバーしており、各地方都市にも3,000を超える提携先がある。照明関連におけるアフターサービス分野で中国No1の市場シェアを誇っている企業なのである。照明の交換業務は、従来は電灯がつかなくなってから業者を呼んで交換してもらうプロセスをたどる。しかし、デジタル化を導入することで、おおよそいつごろ照明交換が必要になるか予測可能となり、デジタライゼーションと親和性の高い分野なのである。

それ以外にも、エアコンのクリーニング、冷暖房機器の設備の必要性なども、デジタル化を推進することで、予測可能領域として、作業効率を高められる可能性が極めて高い。今後、アリババが関連するグループ企業が有するビッグデータやIOT関連技術などを導入し、住宅メンテナンス分野のデジタライゼーションを加速させていくような気がしてならない。いずれにせよ、アリババの巨大なエコシステムの中に、住宅メンテナンス領域が加わったことは間違いないだろう。

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