顔認証システム 爆発的普及の予感、中国農業銀行は全支店のATMへ顔認証を導入、中国は人気エンタメ番組を活用して顔認証の普及を促進!

iPhone8, iPhoneXヘの導入で、急速に盛り上がりを見せる顔認証技術。9/13日には中国農業銀行が全支店のATMに顔認証の導入を発表。爆発的普及へ加速しそうな予感だ。中国の人気エンタメ番組では、Megvii社長を招いて顔認証特番を行うなど、顔認証の一般認知も加速!

 

  • 9月13日中国農業銀行が全支店でのATM操作に顔認証の導入を発表。HSBCも導入計画を発表。

iPhone8、iPhoneXへの導入で顔認証技術が認知されつつあるが、ものすごい勢いで中国で顔認証技術が普及している。

ここ最近の代表的な発表だけを取り上げてみても以下のようなニュースが発表されている。もはや顔認証技術を導入する企業も珍しくなく、一般普及が加速しそうな気配だ。

agriculture bank of China face recognition ATM

  • (主な導入ニュース)

8月25日 武漢駅で顔認証技術が採用。電車の乗客や駅構内への侵入者に対して顔認証技術で防犯強化。

9月1日 杭州のKFC(名称をKPROに変更)にて顔認証技術を用いた注文、決済システムを導入。

alipay face recognition payment K PRO

参考記事:杭州のKFCが世界初の顔認証キャッシュレス支払を導入。「顔パスペイメント」が普及していくのか?|杭州

9月5日 杭州市はホテルの大半で、IDカード不要の顔認証チェックインサービス開始。

9月6日 HSBC銀行は、ATMに顔認証技術採用を発表。

9月7日 京東物流が、顔認証での代金支払の受付開始。

9月7日 北京師範大学が、寮生の出入管理業務に顔認証技術採用。

上記のように、中国では毎日と言って良いくらいのスピードで知名度のある企業が顔認証技術を実験やテストではく実際に導入されている。

この流れは、もはや止めることが出来ない。

 

  •  中国のエンタメ番組で顔認証技術特集を発見。中国でなぜ新しいテクノロジーの普及が早いか。それはエンタメを使った一般への浸透戦略だ。

中国では、二ヶ月ほど前に開始した面白い番組がある。

週一放送なので、まだ7回目というフレッシュな番組だ。番組名は「私は未来」(原題:我是未来)エンタメに強いと言われる湖南テレビ局が製作している。

 

この番組の人気を聞きつけ番組を見てみることにした。そこには、顔認証でGlotechTrends(グローバルテクノロジートレンド)でも次世代をリードするIT企業経営者として取り上げたMegviiのCEO印奇(インチ)が登場しているではないか。

参考記事:フェースリコグニション(顔認識)技術の最前線、ターミネーターの世界が既に現実にもとに!|megvii 

この番組のコンセプトは、先端のテクノロジーを噛み砕いてユーモアを交えながら、人気のコメディアンや女優が一般の人にわかりやすく説明し、近未来を身近に感じさせていく番組である。先端技術を真面目に紹介すると難解な部分も多くなり一般人は、退屈になってしまうため、コメディータッチに仕上げている。インテリジェントエンタメという日本にはないジャンルを確立している。

毎週テクノロジーのテーマが与えられ、顔認証、ドローン、AR, VRといった具合に最先端をユーモア交えて特集し、中国だけでなくアメリカやヨーロッパからゲストを招いて海外のテクノロジーも紹介している。一般の人々はお笑いを楽しみながら世界の先端テクノロジーを理解できるというものだ。

顔認証のMegvii社が登場している回を動画編集し翻訳をつけたのでご覧いただければと思う。Magvii社の顔認証技術を使って500人の観客の中から一人を特定するゲームのシーンである。ユーモアと最新テクノロジーの融合というコンセプトも新鮮で面白いかもしれない。

こう言った番組が、今中国の若者に大人気だという。若い人たちはエンタメを見る感覚で、先端の技術を身近な存在として感じ、早く使ってみたいというマインドを構成していくのだ。中国人が先端技術を素早く受け入れるという素地は、こうして部分でも形成されているのかもしれない。

一昔前、韓国が韓国エンタメ(ドラマや歌)を活用して、韓国コスメやサムソンなどの家電を日本や東南アジアへ普及させた韓国の国家戦略があった。

中国は今、国を挙げてテクノロジー大国になろうとしている。エンタメを使ったテクノロジーの紹介を行い、自国民のテクノロジーリテラシーを高めていくというのは、全体を底上げするという意味では的を得ているように思う。

そういった意味で、日本のお笑い番組を見直してみると大変興味ふかい。

 

Glotechtrends(グローバルテクノロジートレンド)としては、今後も世界のテクノロジートレンドをお届けしていくつもりである。