2019年雲栖大会(The APSARA Conference)のスローガンは「数・智(The Rise of Data Intelligence) 」

杭州の秋の風物詩となったアリババグループのテクノロジー祭典「雲栖大会(The APSARA Conference)」が9/25-27日に開催される。クラウド、5G、バイオ、チップ、ブロックチェーンなど110以上の講演が用意され、例年以上によりテクノロジーにフォーカスされた雲栖大会となりそうな予感である。

 

アリババグループが推進するデータ・ドリブン(データ駆動型)のビジネスモデルの集大成

アリババ最大のテクノロジーイベントとして注目を集める「雲栖大会(The APSARA Conference)」であるが、毎年アリババクラウドのお膝元であるクラウドタウン(雲栖小鎮)で開催される。

今年の大会スローガンは「数・智(The Rise of Data Intelligence) 」に決定し、数は中国語でデータ、智はスマートを意味する。データを有効活用し、よりスマートな社会を目指そうという趣旨が今大会のスローガンなのである。実は、2018年の雲栖大会スローガンも「駆動数字中国(データ・ドリブンな中国)」であり、今大会も、引き続きアリババグループが展開する、データ・ドリブン(データ駆動型)のビジネスモデルが大会を通じての共通テーマとなることは間違いなさそうだ。

 

アリババが開発を進めるAIチップ「ピントゥガー(PingtouGe)」のリリースが噂!

今年の「雲栖大会(The APSARA Conference)」の詳細は明らかにされていないが、期間中110以上もの重要セッションの開催が予定されており、今年もアリババから重要発表が数多く行われるのは間違いないであろう。

最も注目を集める新発表の一つとされているのが、アリババが独自に開発を進める人工知能AIチップ「ピントゥガー(PingtouGe)」のリリースである。

既にアリババは、昨年の雲栖大会において、AIチップ開発子会社ピントゥガー(意味:ラーテル=みつ穴熊)の設立を発表しており、アリババ独自のAIチップ開発を進めている。

(参考:2018年の雲栖大会でピントゥガーが発表された様子撮影GloTechTrends)

ピントゥガー(意味:ラーテル=みつ穴熊)とは、アフリカを中心に生息する小型動物の名前である。ライオンやアフリカ水牛などの大型動物に果敢に立ち向かっていく特徴を有し、勇気あるどう猛な動物として知られる。昨年、折しも米中貿易戦争が勃発し、半導体分野で苦境に立たされていた中国が、自身をラーテルにたとえ独自に開発に取り組み、果敢にアメリカの半導体産業に立ち向かっていこうとする姿勢を示すのが、AIチップ開発子会社ピントゥガーということになる。あれから一年が経過し、今年の雲栖大会で、アリババがどんなAIチップ製品をリリースするのか、注目が集まっているのである。その時の会場の雰囲気など含め、今から非常に楽しみなテーマに一つである。

 

大会期間中のレストランにもテクノロジーが活用されるのか?

その他にも、多くの重要発表がなされることは間違いない。現時点で予測するよりも本発表を待ち、正式に報告することにしたい。

実は、雲栖大会の最大の問題点となるのは、大会期間中の食事の提供である。2018年の来場者は12万人に達し、64カ国から参加者が訪れた。これだけの参加者の空腹を満たすには、相当な規模のレストランが必要となるが、昨年は人工知能による音声認証注文形式のKFCや未来天猫店(AmazonGo型の無人コンビニ)などが用意され話題性はあったが十分な店舗数を確保できずどこも長蛇の列となった。

参考記事:

【雲栖大会(The Computing Conference)】雲栖大会のKFCに人工知能による音声認証注文KIOSK 端末登場!

【雲栖大会(The Computing Conference)】アリババがAmazonGo型の無人コンビニ「天猫未来店」を発表!盗難に成功し人工知能を打ち負かせるか?
(2018年の雲栖大会でアリババが一般公開したAmazonGo型無人コンビニ未来天猫店の様子 撮影GloTechTrends)

そこで、今年は会場内にフードセンターが設置されアリババが展開する銀泰商業デパート内のレストランなどを中心に37種類の食事が用意されるという。会場のレストラン店舗に対するテクノロジー導入事例も含め、どのような食事シーンを楽しめるのかも楽しみである。

いずれにせよ、今年の雲栖大会(The APSARA Conference)でもアリババから多くの重要発表がされることは間違いなく、世間の注目度が増している。

Facebook
Twitter
Email
Print